タグ:病院施設 ( 2 ) タグの人気記事

山形市十日町の吉池医院

a0110756_14134954.jpg
◆吉池医院
  ◎設計:中條精一郎
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正元(1912)年
  ◎構造:木造モルタル塗り2階建て
  ◎所在地:山形県山形市十日町2-4


今年7月に行った弾丸東北建築探訪ツアーのレポートも、取りあえず今回で最終回とさせていただきます。そして今回紹介するのは県庁通り沿いに建つ吉池医院。イギリス風のゴシック建築をも彷彿とさせるレトロなこの病院は、大正元年に建てられたものだとのこと。先月別プログで山形県庁舎を取り上げた時にも触れさせていただきましたが、この界隈は明治44年に起きた大火で焼けてしまった地域だそうで、それより間もなく建てられたのがこの病院だったようです。
設計は山形県庁舎の設計顧問を務めた、地元米沢出身の建築家・中條精一郎(1868~1936)。中條と言えばこの頃曾禰達蔵と共に〔曾禰中條建築事務所〕を設立していましたが、郷里山形の為にこのような町の病院の設計を手掛けた訳です。中條の事務所は大規模な建築事務所だったこともあり、作風が掴みにくいのですが、若き日の中條精一郎の好みが伺えるのが山形吉池病院なのではないかと私は考えます。力強さをも感じられる山形を代表する名建築と言えるのではないでしょうか・・・・・・・。

a0110756_14184290.jpg
a0110756_14195240.jpg
a0110756_14205880.jpg
a0110756_14222025.jpg
a0110756_14225566.jpg
a0110756_14234626.jpg
a0110756_14244032.jpg
a0110756_14254730.jpg
a0110756_14261219.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2011-09-22 16:22 | ■山形 | Trackback | Comments(2)

岩手医科大学旧館(旧岩手医学専門学校付属診療棟)

a0110756_1927584.jpg
◆旧岩手医科専門学校付属岩手病院診療棟
   ◎設計:葛西萬司(葛西建築事務所)
   ◎施工:吉田与八
   ◎竣工:大正15(1926)年
   ◎構造:鉄筋コンクリート造4階建て
   ◎所在地:岩手県盛岡市内丸19-1


前回の盛岡信用金庫本店(旧盛岡貯蓄銀行、昭和2年築)に引き続き、本日も盛岡出身の建築家・葛西萬司が地元で設計を手掛けた作品を紹介したいと思います。それは岩手医科大学の旧館。予備知識がなければただ通り過ぎてしまいそうな建物でありますが、玄関ポーチや3階のアーチ窓などを見ると、いかにも戦前築の建物と言った佇まいであります。なお構造は鉄筋コンクリート製。当時の東北地方においては、鉄筋コンクリートにより建てられた不燃素材の病棟は相当最先端の施設だったと想像されます。またこの葛西作品の背後に建つ病棟も結構年季が入った建物ですので、もしかしたら戦前に建てられたものかも知れません。
その注目度は低いですが、盛岡の人々の生活を支えたという点から見れば、この翌年に竣工した岩手県公会堂(設計:佐藤功一)とともに、盛岡の近代化遺産とも言うべき建築作品と言えるのではないでしょうか・・・・・。
a0110756_1928423.jpg
a0110756_19324796.jpg
a0110756_19333564.jpg
a0110756_19345833.jpg
a0110756_19372835.jpg
a0110756_1938791.jpg
a0110756_19353790.jpg
a0110756_1936686.jpg
a0110756_19385821.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2011-07-28 20:28 | ■盛岡 | Trackback | Comments(0)