カテゴリ:■東京・23区( 69 )

東京銀座の電通ビル

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◆電通旧本社
  ◎設計:横河民輔(横河工務所)
  ◎施工:直営
  ◎竣工:昭和9(1934)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都中央区銀座7-4-17


電通というと近年汐留に完成した総ガラス張りの新社屋がよく知られていますが、銀座7丁目の外堀通りに建つこのビルは同社の先々代?にあたる本社屋です。設計は日本橋の三越本店丸の内の日本工業倶楽部の設計などを手掛けた横河工務所が担当しています。また竣工まもなくに撮影されたモノクロ写真を見ると、外壁タイルの色は判断できませんが、その他の箇所は当時の姿を維持しています。モダニズムデザインなビルの登場は、当時の東京っ子たちを驚かせたに違いありません。
そしてこのビルのもう一つの見どころが、玄関上に取り付けられた毘沙門天と吉祥天の石彫りのレリーフ。モダニズム風のビルの外観と日本的な文化という組み合わせというのも少し意外な感じもしますが、これがなかなか似合っています。銀座界隈を散歩する時には必ず立ち寄ってしまう、私のお気に入りの昭和モダニズムのビルの一つです。

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by tokyo-farwest-net | 2009-12-04 23:23 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

東京日本橋の三越本店

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◆三越本店
  ◎設計:横河民輔(横河工務所)
  ◎施工:直営
  ◎竣工:昭和2(1927)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都中央区日本橋室町1
   ❖東京都選定歴史的建造物


戦前築の歴史的建造物が数多く残る東京の日本橋ですが、その中で代表的な建物と言えるのがこの三越本店でしょう。
皆さんもご存じのように三越は明治37年に西欧式のデパートメントスタイルを採用、大正3年には建築家・横河民輔(横河工務所)設計による鉄骨5階建ての新店舗を完成させています。しかし大正12年の関東大震災で以前の店舗が焼けたため、横河の設計により再建されたのが現在の店舗です。またタクシー乗り場などがある日本橋側の棟は昭和10年代の増築とのことですが、一体感あるデザインが施され違和感ない仕上がりになっています。
三越の建物外部のデザインは、大正期に竣工した先代の店舗のルネサンス調を継承したものですが、建物内の中央吹き抜けや細部のデザインは、この当時全盛を極めていたアールデコが用いられているのが特徴としてあげられます。買い物ついでにアールデコの装飾探しをしてみるのも、面白いかも知れません。豪華でありながら、大衆的で親しみやすいのがこのデパートの最大の魅力と言えるのではないでしょうか・・・・・・。

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こちらは地下鉄三越前の装飾。
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by tokyo-farwest-net | 2009-11-11 11:11 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(2)

明治学院礼拝堂(チャペル)

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◆明治学院礼拝堂(チャペル)
  ◎設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
  ◎施工:田林寅之助
  ◎竣工:大正5(1916)年
  ◎構造:煉瓦造り、一部木造
  ◎所在地:東京都港区白金台1-2-37
   ❖東京都選定歴史的建造物


前回紹介させていただいたインブリー館、また記念館と並び明治学院の顔と言えるのが、こちらのチャペルでしょう。
他の2軒は明治20年代の竣工ですが、こちらの建物は、それより20数年後の大正5年にヴォーリズ事務所の設計により竣工したものです。なおヴォーリズの東京における初期作品とも知られています。東京を代表する宗教建築の一つとも言える作品です。
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by tokyo-farwest-net | 2009-11-08 20:08 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

明治学院インブリー館

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◆明治学院宣教師館(インブリー館)
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治22(1889)年ころ
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:東京都港区白金台1-2-38
   ❖国指定重要文化財


先週、明治学院の学園祭で校内にあるインブリー館、記念館、チャペルの内部公開されるとのことで、久々に明治学院へ出かけて参りました。
このインブリー館は明治22年ころに宣教師の住居として建てられたもので、ここの館のかっての主・インブリーの名にちなみに現在の名称が付けられたとのことです。恐らく下見板張りの木造洋館としては、東京最古のものと思われます。また内部を見学して驚いたのは、明治20年代に建てられた建物にしては洋風の純度が高いということです。例えば地方に現存する宣教師館などは、建設にあたった棟梁の味が和風の意匠として見られるパターンが多いのですが、このインブリー館はまさに絵に描いた洋館という感じでした。恐らく建設にあたっては外国人建築家が徹底的に施工指導をおこなったのでしょうか、いろいろと想像が膨らむ建物であります。
またこの建物、昭和40年代の新校舎建設にあたり解体も検討されたと時期もあったといいますが、現在地に移築され学校のシンボルとして多く人に親しまれています。
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2階ベランダより。ガラス越しに見えるのはヴォーリズ事務所設計のチャペル(大正5年築)。
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by tokyo-farwest-net | 2009-11-07 11:35 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

東京港区の白金ハウス(旧スリランカ領事館)

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◆白金ハウス(旧渡辺甚吉邸)
  ◎設計:遠藤健三
  ◎施工:エンド建築工務所
  ◎竣工:昭和9(1934)年
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:東京都港区白金台5-21


今回紹介する白金ハウスは、港区の白金台にある昭和9年竣工の洋館。
もとは渡辺甚吉邸の邸宅として建てられたものですが、最近までスリランカ大使館として使われていたので、そちらの名称の方が馴染みがあるという方も多いかも知れません。
遠くからでも見える白壁とハーフティンバーが印象的なこの建物ですが、大正末から昭和初期の文化住宅をリードした〔あめりか屋〕に在籍したこともある、遠藤健三という人物の設計とのこと。大使館時代は門がよく開けられていたので、中を覗いたことがありますが、玄関周りや1階も素敵なデザインだったと記憶しております。比較的小さな建物ですが、凝縮されたデザインは東京でも屈指の邸宅と言えるのではないでしょうか。

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by tokyo-farwest-net | 2009-09-27 00:27 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

旧日本興業銀行・みずほコーポレート銀行本店

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◆旧日本興業銀行本店
  ◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
  ◎施工:大林組
  ◎竣工:昭和49(1974)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都千代田区丸の内1-3-3


このところの丸の内は再開発ブームで、以前あった建物の倍以上の高さがある高層ビル群が雨後の筍のごとく次々と建てられていますが、そのような丸の内にあっていぶし銀のような輝きを見せているのが、みずほコーポレート銀行の本店です。
この建物は昭和49(1974)年に、日本興行銀行本店として建築家・村野藤吾の設計より建てられたもの。なお村野は渡辺節の建築事務所に在籍していた大正10年代に、先代の同銀行本店の設計にも関与したとのことです。
そしてこの建物を見るたびに圧倒されるのが、建物の長さとその存在感。建て替え前の興銀本店の写真と現在の建物を比較してみると、縦の列柱状のデザインがある場所は先代の興銀が建っていたところのようで、個人的な推測になってしまいますが、恐らく先代の旧本店のイメージを継承したところではないかと思われます。
またこの建物最大のハイライトとも言える場所は、冒頭でご覧いただいた北側のデザイン。古典建築様式やその時代のモダンデザインを超越した村野ワールドがそこには広がっています。丸の内に立ち寄った際には、実物を見て圧倒されて欲しい昭和日本建築界の巨匠の名作です。

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by tokyo-farwest-net | 2009-08-21 21:21 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(2)

東京・八重洲のダイビル

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◆八重洲口大阪ビルディング
  ◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
  ◎竣工:昭和42(1967)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都中央区京橋1-1-1


東京駅前より延びる幹線道路・八重洲通にあるダイビル(大阪ビルディング)も、村野藤吾の設計作品になります。
竣工は昭和42年とのことですが、当時最新の健在だったアルミを窓枠に使い、その間には黒花崗岩を連続的に配置したデザインが印象的です。
そしてこのビルディングのデザインでもう一つの主役が窓ガラス。窓ガラスの反射に淡く写る周辺のビルや空が、単調な都市の景観にちょっとした意外な発見を与えているのではないかとも考えてしまいます。
そして一階上の外壁には、村野作品の十八番ともいえるモザイクタイルの装飾に、小型のプランターが置かれるなど、心憎い演出がされているのもこのビルの見どころと言えるでしょう。
竣工当初は屋上の排気搭が今のものよりもっと高かったそうですが、村野藤吾が作り上げた都市の芸術品の魅力はまったく色褪せていないと思います・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2009-08-15 00:15 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

東京日本橋の高島屋新館

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◆高島屋新館(日本生命東京総局)
  ◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
  ◎竣工:昭和29(1954)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都中央区日本橋2-11


村野藤吾の隠れた名作としてお勧めしたいのが高島屋の増築棟。どちらかというと中央通り沿いの旧館がよく知られていますが、その背後は村野設計により戦後増築されたものです。
増築部分中央には村野氏らしい搭屋や、壁面を大部分をガラスブロックが覆うなど新しさも持ち合わせていますが、階上部分は旧館の意匠を引き継ぎ全体のバランスを崩さない配慮をしているなど、村野氏のセンスの良さを実感できる作品なのではないかと私は考えております。
道路の奥に足を進めて是非とも見学して頂きたい素敵な場所です。

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by tokyo-farwest-net | 2009-08-14 09:14 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)

東京中央区の京橋三丁目ビル

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◆京橋三丁目ビル
  ◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
  ◎竣工:昭和53(1978)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都中央区京橋3-1-3


前回は東京日比谷にある村野藤吾の設計作品を取り上げましたが、今回からは中央区・中央通りにある村野作品を3軒ほど紹介したいと思います。
まず最初は京橋の京三ビルは昭和53年の竣工ということなので、村野氏晩年の作品になりますが、村野氏らしさがよく出た作品といえるでしょう。
また向いに建つ第一生命ビル(近日解体予定)と京三ビルの並び立つ姿は、とても絵になる風景です。

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ガラスに写るのが第一生命ビル。昭和40年代後半の竣工。
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by tokyo-farwest-net | 2009-08-13 23:13 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(2)

東京日比谷の日生劇場

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◆日本生命日比谷ビル
  ◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
  ◎施工:大林組
  ◎竣工:昭和38(1963)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:東京都千代田区有楽町1-1-3


今回からは東京・横浜に残る建築家・村野藤吾(1891~1984)設計作品を幾つか紹介していきたいと思います。
東京で暮らす私が村野作品としてすぐに思い浮かべるのが、日比谷公園や帝国ホテルに隣接して建つ日本生命の日比谷ビルです。正式名称を言うより日生劇場の方が馴染みがある方も多いかも知れません。
私の思い出話になってしまいますが、子供のころにこの劇場で観劇をしたことがありまして、ホール内の無数に貼られたモザイクタイルに感動した記憶があります。どういう内容の出し物だったかの記憶は一切ありませんが、美しい劇場内の感動は何年経っても色褪せないものです。

外観は花崗岩を外壁に張るなど、戦前の建築のような素材の使い方ではありますが、造形は村野藤吾らしい独自の世界が広がっています。花崗岩張りの建物というと重厚や冷たさを感じることもありますが、ざらついた外壁の仕上げは温もりをも感じさせてくれます。
なお竣工当時この隣には、フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル旧館があった訳ですから、ライトの建築との協調性を持たせるためこのようなデザインにしたのではないかと、このビルを見るたび想像してしまいます・・・・。


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by tokyo-farwest-net | 2009-08-08 00:08 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)