東京銀座の電通ビル
2009年 12月 04日

◎設計:横河民輔(横河工務所)
◎施工:直営
◎竣工:昭和9(1934)年
◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
◎所在地:東京都中央区銀座7-4-17
電通というと近年汐留に完成した総ガラス張りの新社屋がよく知られていますが、銀座7丁目の外堀通りに建つこのビルは同社の先々代?にあたる本社屋です。設計は日本橋の三越本店や丸の内の日本工業倶楽部の設計などを手掛けた横河工務所が担当しています。また竣工まもなくに撮影されたモノクロ写真を見ると、外壁タイルの色は判断できませんが、その他の箇所は当時の姿を維持しています。モダニズムデザインなビルの登場は、当時の東京っ子たちを驚かせたに違いありません。
そしてこのビルのもう一つの見どころが、玄関上に取り付けられた毘沙門天と吉祥天の石彫りのレリーフ。モダニズム風のビルの外観と日本的な文化という組み合わせというのも少し意外な感じもしますが、これがなかなか似合っています。銀座界隈を散歩する時には必ず立ち寄ってしまう、私のお気に入りの昭和モダニズムのビルの一つです。








