茨城県石岡市の町並み
2009年 10月 27日

今年の5月、友人のS君の案内により訪れたのが茨城県の石岡市。場所的に言うと、茨城県の県庁所在地である水戸市と土浦市の中間にある町です。
霞ヶ浦の西側がVの字状に別れていますが、その北側に位置する町と言うとおおよそのイメージを掴んでいただけるでしょうか。
到着前、S君から「面白い町ですから・・・・」という話を聞いていましたが、古建築好きの私としては目から鱗が落ちるような場所でした。何と、町のメインストリートに昭和はじめに建てられた看板建築が数多く残っていたのです。看板建築というのは、大正12年の関東大震災を教訓に東京を中心に建てられた、木造建築の外壁に銅板やモルタルの外壁を衝立状に飾る手法で、この石岡も東京と同じ手法が用いられています。なお石岡は昭和4年3月14日に起きた大火で市内の大半が焼失、その後建てられたのが現在見られる看板建築群だといいます。
またそれらのデザインは、看板建築発祥の地である東京にも負けない個性的なものです。当時の銀行建築やオフィスビルを意識したような西欧の古典主義風のものや、果てはアールヌーヴォー調なものまでありました。また関東風・黒漆喰塗の和風商家も何軒かあるせいか、昭和初めの東京にタイムスリップしたような感覚にも襲われました。
昭和4年の大火後、石岡の復興を願い、当時の棟梁たちが気合を入れてこれらの個性的な看板建築を作り上げたのでしょうか。今から80年ちかく前の心意気がひしひしと伝わってくるような気分になった石岡の町並みでした・・・・・。













看板建築と聞いてトラックバック&コメントをさせて頂きました。
石岡の看板建築について初めて知りましたが、素晴らしいの一言です。バリエーションの豊かさや集積度合いは岡山の西大寺を凌ぐかもしれませんね。状態も良好に保たれているように見えますし、地元の人達に大切にされているのが伝わって来そうです。
当時の庶民文化や気質をケンチクを介して自由に表現している点にあるのかも知れませんね。
東京はだいぶ少なくなってきましたが、近県の諏訪や国府津(小田原)、三島(静岡)などには
まだまだ密集しているエリアがあるのでお勧めです。
他では佐原(千葉)なども管理人様お好み(推測)の建物が揃っていますよ!
実は私もこのとき初めて石岡の看板建築の存在を知りました。
記事中でも紹介しましたが、昭和4年の石岡大火後にこれらは建てられたそうで、東京の看板建築を参考にしたと思われます。
たまには関東近郊の町も巡らなければ・・・・、と思ったこの時の訪問であります。
esさまのご指摘の通り、当時の気質・庶民文化を表現したのが、看板建築と言えるかも知れません。しかし、オーダーやペディメントが付いたこれらの建物を見たときは驚きました・・・・・。
佐原は数年前に2度ほど訪れましたが、関東風和風商家と洋館のコラボレーションと言った感じの町ですね。
実を申しますと私も昨年はじめて石岡の看板建築群の存在を知りました。
東京近郊に、こんな素敵な街並みが残っているとは正直驚きました。
こちらは別館プログで不定期連載ですが、お気に入りの建物を少しずつ紹介していく予定なので、宜しければまたお立ち寄りください。
今回はコメント有難うございました。
