横浜市役所
2009年 08月 22日

◎設計:村野藤吾(村野・森建築事務所)
◎竣工:昭和34(1959)年
◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
◎所在地:神奈川県横浜市中区真砂町1・港町1
横浜の近代建築というと、昭和20年の終戦以前の竣工物ばかりに脚光が集まってしまいますが、横浜には昭和30年~40年代に竣工した戦後築の名建築も数多く現存しています。その中でも代表作としてあげたいのが、建築家・村野藤吾設計の横浜市庁舎(昭和34年築)です。
村野の作品から傑作を選べと言われれば、あれもこれもの状態になってしまってすべてを絞りきれませんが、町の雰囲気を見事に掴んだのが、この作品ではないかと思います。JR根岸線の関内駅を降りると、目の前に見える横浜市庁舎を見るたび「横浜に来たんだな」というワクワク感を感じてしまったりもします。
茶色のタイルとコンクリートの梁がついた四角い建物とも思われるかも知れませんが、窓とバルコニーの絶妙の配置などなかなか見どころが多い作品。こちらも村野ワールドが貫かれており、ただ感服するのみです。休日になると開港記念館(ジャックの塔)、県庁(キングの塔)などをスケッチされている人の姿を見かけますが、横浜市庁舎も近いうちにスケッチの名所になるかも知れません。








