東京・麻布郵便局、郵政総合研究所
2009年 07月 11日

◎設計:大蔵省営繕管財局
◎施工:銭高組
◎竣工:昭和5(1930)年11月
◎構造:鉄筋コンクリート造り4階建て
◎所在地:東京都港区麻布台1-6-19
東京港区といえぱ、起伏に富んだ町として知られています。芝や浜松町、新橋などの区東部と一部を除けば、必ず坂を上り下りしなければ移動できないという土地でもあります。
そういうことで、今回紹介させていただく麻布郵便局は、麻布台という地名がしめすように港区の高台に鎮座する建物であります。現在は郵政公社の管轄になっていますが、もとは大蔵省直轄の貯金局として建てられたものです。なお昭和5年の竣工ということなので、関東大震災後の復興建築の意味合いが深かった建物とも言えるでしょう。
立地・敷地等とても大規模で、それだけでも重厚な雰囲気を漂わす建物ですが、玄関や窓の装飾にアールデコ風なデザインが用いられており、昭和初期のモダンさもうかがわせてくれます。修繕がこまめにされているため古さをあまり感じませんが、外観に関しては竣工当時のデザインが維持されているようです。
その存在はあまり知られていないようですが、東京の名建築のひとつとしてお勧めしたい建物であります。








この2枚の写真をご覧いただければ、この郵便局が麻布の高台に建っているのが分かっていただけるでしょうか。
坂を上り下りしながら歩いていくのが、東京山手探訪の醍醐味です・・・・。
