東京芝の聖オルバン教会
2009年 07月 10日
◎設計:アントニン・レーモンド〔Antonin Raymond〕
◎施工:白石建設
◎竣工:昭和31(1956)年
◎構造:木造平屋、一部2階建て
◎所在地:東京港区芝公園3-6-35
こちらの教会は、先日紹介した東京タワーから西に百メートルほど進んだ場所にあるもので、チェコ出身の建築家:アントニン・レーモンドの設計により昭和31年に竣工したものといいます。
この坂下にある桜田通りの喧噪がまるで嘘のように感じてしまう、都会の清涼剤のような存在の教会です。
また木造な小さな教会ということもあり、建物のスタイルこそ異なりますがレーモンドの設計作品・軽井沢のセントポール教会をも連想してしまう佇まいであります。
向いに建つ高層ビルや、土地を無理やり開墾したためか妙に不自然な印象を感じてしまう桜田通りのことを忘れていただければ、どこかの高原へ訪れたような気分にもなれるかも知れません。さすがにそれは無理ですか・・・・・?。
麻布郵便局から外苑東通りを西へ、東京タワーの方角へ移動中に見つけた教会。 その時はあまり興味を覚えたわけではありませんが、一応写真だけ撮りました。帰って調べてみると戦後の築とはいえ、アントニン・レーモンド(チェコ系アメリカ人。大正末期から日本で活躍した建築家。戦時中は一旦アメリカに帰国していたが、戦後占領軍の一員として再来日)の設計でした。東京のど真ん中の大通りにしては質素な山小屋のような木造で軽井沢にでもありそうな教会です。あまりレーモンドらしさを感じません。木造平屋建て。 日本...... more
道路の反対側からしか見てませんでした。
近接写真ありがとうございます。
煉瓦も使ってますね。
中を見たことはありませんが、なんだか素敵そうですね。