カトリック横浜司教館別館(山手45番館)、司教館(山手44番館)
2009年 07月 04日

◎設計:糸川工務店
◎施工:糸川工務店
◎竣工:昭和2(1927)年
◎構造:木造2階建て
◎所在地:神奈川県横浜市中区山手町45-2
❖横浜市認定歴史的建造物
今回は山手カトリック教会の近隣に建つ2軒の洋館を紹介したいと思います。
まず最初は司教館の別館として使われている、山手45番館です。山手の本通りを歩いていれば、よく目につく洋館ですが、これまで紹介してきた山手の洋館と同じく大正12年の関東大震災後に建てられたものといいます。
またこの洋館で興味深いことは、日本人により建てられた外国人向けの貸し住宅ということでしょう。また以前にも紹介したように、外国人の居留地として繁栄を極めていた山手は、関東大震災を機に衰退の危機にあり、横浜市をはじめ日本人たちにより外国人向け貸住宅の建設が積極的におこなわれたといいます。そのような横浜の歴史を辿っていくと、この45番館はとても貴重な存在といえるのではないでしょうか。





◎設計:妻木頼黄
◎施工:不詳
◎竣工:明治43(1910)年
◎移築:昭和12(1937)年
◎構造:木造2階建て
◎所在地:神奈川県横浜市中区山手町44
❖横浜市認定歴史的建造物
そして山手カトリック教会内でもう一つ忘れてはいけない建物が、聖堂の西側に建つ司祭館です。
明治43年に東京に建てられた邸宅を横浜に移築したもので、設計は馬車道の旧横浜正金銀行本店で知られる、明治建築界の大家・妻木頼黄が担当したとのこと。なお数年前に大規模な改築工事がおこなわれ、東側にあった玄関部分が北側に移築されてましたが、外観から見る限りこの箇所の保存だけにとどまっているようです。
また下の2枚の写真は、改築前の1998年と1999年に撮影したものです。


