横浜根岸なつかし公園・旧柳下邸
2009年 06月 14日

◎設計:不詳
◎施工:不詳
◎竣工:大正5(1916)年~大正8(1919)年ころ
◎構造:木造平屋、洋館は2階建て
◎所在地:神奈川県横浜市磯子区下町10-6(根岸なつかし公園内)
ここ暫らく横浜ゆかりの建築家の設計作品を取り上げてきましたが、本日は番外編として横浜根岸にある旧柳下邸を紹介したいと思います。以前に本牧・根岸の建造物をご覧いただきましたが、その際に少し寄り道をして撮影したものです。
この邸宅は銅鉄の取引で財を成した柳下家の邸宅として、大正初期に建てられたとのこと。以前は木々のあいだから洋館の2階部分がかろうじて見える幻の邸宅でしたが、横浜市がこの邸宅を取得し6年前から一般公開されるようになりました。
また旧柳下邸は、旧本牧・根岸の海岸線から丘陵地に変わる断崖の手前という、とても素晴らしい立地に建っています。なお現在海岸線には石油コンビナートが立ち並び景観は変わってしまいましたが、かっては海を一望できる絶好の場所だったと思われます。当時の家主さんは、かなり土地選びに拘ったのではないでしょうか・・・・・。
また横浜の邸宅というと、どうしても山手の外人住宅を連想してしまいますが、こちらは外観・内装とも純和風の作り。設計者・施工者についての詳細は判明していないようですが、恐らく地元に出入りしていた腕の立つ棟梁が建てたのではないかと考えられます。観光コースの山手などからは少し離れた場所にありますが、JRの根岸駅から歩いて10分程度の場所にありますので、是非とも一度は訪れていただきたい美しい邸宅です。

















