東京・日本橋本石町の区立常盤小学校
2009年 04月 24日

◎設計:東京市
◎施工:大林組
◎竣工:昭和4(1929)年5月10日
◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
◎所在地:東京都中央区日本橋本石町4-4-26
❖東京都選定歴史的建造物
前回の阪本小学校に引き続き、日本橋界隈に残る戦前築の小学校を紹介させていただきます。この常盤小はJR線に乗ると、ほんの一瞬ですが校舎の一部分が見えますし、日本橋の三越や日銀本店から近いこともあり、建物に馴染みがあるという方も多くいらっしゃるかも知れません。こちらも関東大震災後の復興事業で建てられた鉄筋コンクリート製校舎で、昭和4年に竣工したものです。いわゆる〔復興小学校〕の一つであります。
また南側に広いグラウンドがとられた学校は、都心とは思えないほど解放的ですし、昭和初期に流行していた〔ドイツ表現派〕のデザインをさりげなく取り入れた校舎もとても洒落ています。また当時の復興小学校は個性的なデザインの物が数多くありますが、この常盤小学校も代表的なものとしてあげられると思います。
なお、ここから徒歩数分の場所には同時期に建てられた旧十思小学校が現存するなど、東京中央区では戦前築の小学校建築が積極的に保存活用されています。この常盤小いかにも日本橋らしい品格漂う建物であります。








