日本橋兜町の日証館
2009年 04月 14日

◎竣工:横河工務所
◎施工:清水組
◎竣工:昭和3(1928)年
◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り8階建て
◎所在地:東京都中央区日本橋兜町1-10
この日証館も日本橋兜町に残る戦前築の建物で、昭和3年に建築家・横河民輔(1864~1945)率いる横河工務所の設計により竣工したもの。
現在は首都高が通っており今一つ分かりにくいのですが、日本橋川側から見ると川に面して屏風を広げたような独特の形をしています。また川に面した部分も手抜きのないデザインになっているのは、水運都市として発展を遂げてきた日本橋らしい建物だといえるでしょう。このとき橋を渡って対岸の公園から撮影を試みたのですが、首都高の橋脚が邪魔だったのと逆光のため泣く泣く撮影を断念したため、道路側の写真だけになってしまいました。
またこの建物の設計を手掛けた横河工務所は、日本橋三越、丸の内の日本工業倶楽部などを手掛けた戦前を代表する建築事務所。そして横河工務所の代表作の一つが、日証館の向いに建つ東京証券取引所(昭和6年築、現存せず)と言われています。残念ながら私も現物を見たことはありませんが、日本橋兜町に横河がどのような建築空間を作り上げあげたかったのかは、日証館を見ると何となく想像できるような気がします。
見た目は地味ですが、日証館なかなか奥の深い建物といえるのでしょうか・・・・・?。





