横浜・ホテルニューグランド本館
2009年 02月 15日

◎設計:渡辺仁
◎施工:清水組
◎竣工:昭和2(1927)年
◎構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造り4階建て(・・・・竣工時)
◎所在地:神奈川県横浜市中区山下町10
ホテル・ニューグランドといえば横浜を代表する近代建築であり、ホテル前にある山下公園と一体になった優雅な景色は横浜らしいものと言えます。大正12年の関東大震災で倒壊した先代のグランドホテルに代わって建てられたのが、現在のホテルニューグランド本館で、設計はこののち東京銀座の和光(旧服部時計店)や、日本劇場を手掛けた建築家・渡辺仁(1887~1973)が担当しています。
1階・2階はフロントやレストラン・ショップなどが置かれ、3階以上は客室になっているようです。ホテルには泊まった事がないので客室についての解説はできませんが、見どころと言えば2階のフロア。正面玄関から階段をのぼると天井の高い優雅な空間が広がっており、これは圧巻の一言に尽きます。ここは洋風のデザインがメインになっていますが、壁画の天女などところどころに和風のモチーフが用いられています。和風のデザインは外国人客を意識したものなのでしょうか・・・・?。
また外観は至ってシンプルなデザインですが、手すりなど細部の装飾がアールデコだったり、1920年代らしいモダンさもところどころ伺えます。また先に紹介した2階フロアの部分が、アーチ窓になっており、ここの前を歩く人たちの目を和ませてくれるようなデザインになっています。また建物正面左隅に付けられた、この建物の竣工年を表す〔AD1927〕というエンブレムに、ホテルの歴史と誇りを感じてしまいました。













中に入るといきなり階段になっているのには少々面を食らいますが、2階のロビーの落ち着いた雰囲気も好きです。
1度でいいからここに宿泊してみたい、と思わせるものがありますね。
それと、最後から2枚目の写真にはちょっとだけ氷川丸が写っていますが、
落葉している今の時期しか見られない氷川丸からのホテル・ニューグランドというのも良いものだと思います。
以前友人との話題にでたのですが、国内旅行に行った交通費と思えば、安いのではないかな~、と。但し、京浜東北線や横浜線や東横線じゃいったら風情がないような気もしますが(笑)。
横浜は落ち葉の季節が建物ウォッチングには最適ですよね。明日、横浜続編を何軒かUPしてみます。
