横浜・大桟橋入口のエキスプレスピル
2009年 02月 08日

◎設計:川崎鉄三
◎施工:三木組
◎竣工:昭和5(1930)年
◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て・地下1階
◎所在地:神奈川県横浜市中区海岸通り1-1
今回紹介する建物は、横浜大桟橋入口の開港広場の交差点角にある〔エキスプレスピル〕。昭和5年竣工のレトロなビルディングです。
レトロとは言っても外観デザインは、昭和はじめに流行していたモダンスタイルの影響が強く見られ、横浜に現存する近代建築の中でも洒落て粋なものの一つだと思います。設計は建築家の川崎鉄三が担当。川崎は前回紹介した横浜・山下町のインペリアルビルの設計も手掛けた建築家で、彼の数少ない現存作品の一つです。
外観デザインは水平を強調した庇に、2階・3階を貫く階段室のガラス窓などがなかなか洒落ており、現在もそのモダンさは色褪せていません。関東大震災後の復興期に姿を現したモダン建築、横浜の玄関口である大桟橋に相応しい建物と言えるでしょう。また建物前の並木が落ちたある冬場が、この建物鑑賞には最適です。










