横浜正金銀行本店(現・神奈川県立歴史博物館)
2009年 01月 25日

◎設計:妻木頼黄
◎施工:直営
◎竣工:明治37(1904)年
◎構造:石造り地上3階建て・地下1階
◎所在地:神奈川県横浜市中区南仲通り5-60(馬車道)
※国指定重要文化財
横浜を代表する近代建築と言えば、馬車道の旧横浜正金銀行が代表的なものとしてあげられるでしょう。
現在は県立博物館として使われているドイツ・バロック風の風格漂う旧銀行本店は、建築家・妻木頼黄(1854~1919)の設計により、5年の工期をかけて建てられたもの。また日本初の鉄筋コンクリート製ビルとして名高い三井物産横浜支店の設計を手掛けた、建築家・遠藤於菟(1865~1943)も、造営に参加したといいます。
妻木頼黄というと、明治の日本を代表する建築家・辰野金吾のライバル的な存在と言われます。一作品だけでの比較は少し極端にはなってしまいますが、辰野代表作である東京日本橋の日本銀行本店が、堅固な守りを重視した造りなのに対し、妻木の横浜正金銀行は今にも海にでも飛び出してきそうなヴォリュームあるデザイン。このような雰囲気こそ、横浜という気風に合っているのではないかとも思ってしまいます。



















貴ブログにて当館建物を取り上げていただき感謝申し上げます。
2017年、当館は前身の神奈川県立博物館の開館から50年目を迎えました。
それを記念し、現在当館では当館にまつわる思い出を募集しアーカイブしていく企画を実施しています。
もしよろしければ、こちらのブログの記事もアーカイブとして加えさせていただくことは出来ませんでしょうか。
また、アーカイブでは、当館に思い出をお持ちの方々がいらっしゃる場所を地図上におおまかに示し、どのような場所に「当館の思い出」が広がっているのかを可視化することを試みる予定です。
そのため投稿していただいた方がいらっしゃる場所の郵便番号を合わせてお知らせいただけると非常にありがたく存じます。
突然の不躾なご相談で大変恐縮ではありますが、何とぞご検討下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
http://ch.kanagawa-museum.jp/gyoji/50anniversary.html
kenpaku50th@kanagawa-museum.jp
この度は私のサイトにコメント頂き、誠にありがとうございます。
神奈川県博は、大学時代に研修で訪問して以来、この建物のファンになりました。
館内のミュージアムショップでは、書籍や絵葉書などたびたび購入させていただいております。
数年前に引っ越して、横浜へは乗り換えなしで行けるようになりましたが、最近訪れていないので、久しぶりに県博に行ってみようと思います。その企画、是非参加させていただきたいと思います。それでは、失礼致します。
この度は「みんなの神奈川県博アーカイブ」へのご協力にご快諾くださり
大変ありがとうございました。
本アーカイブでは、いただいた思い出を「分布図」にして示してみようと考えております。
そのため、もし差し支えなければ tokyo-farwest-netさまの居住地の郵便番号をお知らせいただくことはできませんでしょうか。
もちろん、分布図作成以外の目的には使用いたしません。
大変、不躾なご相談で申し訳ございません。ぜひご協力いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
