旧下関英国領事館
2015年 05月 23日
◎設計:ウイリアム・コーワン(英国工務所上海事務所)
◎施工:不詳
◎竣工:明治39(1906)年
◎構造:煉瓦造2階建て
◎所在地:山口県下関市唐戸4-11
❖国指定重要文化財
別ブログで先週・今週と山口県下関市の旧秋田商会(大正4年築)と、旧赤間関郵便電信局(明治33年築)を紹介しましたが、そのすぐそばにあるのが旧英国領事館です。
七つの海を制した大英帝国は、日本においても東京の大使館のほか函館 、 横浜 、 長崎などに領事館を置きましたが、その中の一つが下関の英国領事館だった訳です。
設計は英国工務所の上海事務所に在籍していた、ウイリアム・コーワン(William Cowan)が担当。ちなみにコーワンは、この翌年に竣工する長崎英領事館の設計も手掛けていますが、両者ともとても似た作りになっています。小規模な作品ですが、大英帝国の誇りを感じられる作品です。