旧日本郵船門司支店(門司郵船ビル)
2015年 04月 26日
◎設計:八島知(日本郵船株式会社)
◎施工:大林組
◎竣工:昭和2(1927)年10月
◎構造:鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階
◎所在地:福岡県北九州市門司区港町7-8
別ブログにおいて昨日から、先週訪れた門司港・下関旅行の建築紹介を開始しましたが、このブログでもその時撮影した写真を幾つか取り上げてみたいと思います。ちなみに昨年夏にカメラを買い替えたのですが、ちょうど良い縮小サイズがなく、少し大きめな写真になってしまっていますが、何卒ご容赦下さい。
さてこちらのブログで取り上げる、門司港の歴史的建造物の第一回目は、門司港駅前にある郵船ビルです。前回別ブログにて、旧大阪商船門司支店(大正6年築、設計:河合幾次)
を取り上げましたが、そのライバル会社で国内ナンバーワンの経営規模を誇っていた日本郵船も、本州や中国大陸との連絡港にあたる門司港にご覧のような立派なオフィスビルを昭和2年に建てたのであります。竣工当時から現在のようなシンプルな外観だったは分かりませんが、建物中央の玄関ホールはとても美しいインテリアで纏められており、一見の価値があります。華麗な洋風建築に注目が集まりがちですが、このような豪華なオフィスビルの存在に、当時の門司港の繁栄を偲ぶことが出来るのではないでしょうか・・・・。