埼玉県入間市の旧黒須銀行本店
2014年 05月 21日

◎設計:不詳
◎施工:不詳
◎竣工:明治42(1909)年
◎構造:土蔵造り2階建て
◎所在地:埼玉県入間市宮前町5-33
❖入間市指定有形文化財
昨年秋、埼玉県入間市の旧石川製糸西洋館(大正11年築)を見学しに行った際、現地の係の方にパンフレットを頂き、その帰りに立ち寄ったのが、こちらの旧黒須銀行の本店です。
この黒須銀行、明治27年に設立された黒須相互組合を前身とし、明治33年に銀行として設立したものだといいます。設立当時はかの渋沢栄一が顧問を務めていたそうですが、第一次世界大戦後の不況のために経営が悪化、大正11年に埼玉の大手地場銀行の一つであった武州銀行に吸収され、昭和18年には国の指導により、やはり埼玉の大手地場銀行であった八十五銀行などと合併、埼玉銀行の豊岡支店となり、昭和35年まで銀行店舗として使われていたそうです。その後は地元の郷土資料館として再生され、現在に至っています。
この時の訪問で驚かされたのが、明治後期の土蔵造りの銀行店舗が現代まで残っていたことです。交通量の多い幹線道路沿いにあったり、建物脇に歩道橋があったり、少し肩身の狭いような感じもしますが、なかなかの存在感に圧倒された私であります。













