横浜山手214番館、旧スウェーデン領事館
2011年 10月 01日
◎設計:不詳
◎施工:不詳
◎竣工:昭和初期(1920年代後半)
◎構造:木造2階建て、地下1階:鉄筋コンクリート造
◎所在地:横浜市中区山手町214
先日別プログにおいて横浜山手の洋館を2軒ほど取り上げさせていただきましたが、今月はその訪問時に撮影した山手の洋館や土木遺産を紹介していこうと思います。
そういう事で最初に紹介させていただくのは、山手214番館。横浜山手と言うとその地域が広いため、地番だけを書くとどこにあるのか想像が付かないかも知れませんが、根岸線の石川町駅から地蔵坂を上りその右手を見上げるとこの洋館は建っています。 外交官の家が建つイタリア山庭園からも袴腰型の屋根は一発で目に付くと思います。そのデザイン、規模ともに山手を代表する戦前築の洋館だと私は思います。
なおこの214番館、関東大震災後に外国人の邸宅として建てられたもので、一時期はスウェーデンの領事館としても使われていたそうですが、現在は横浜共立学園の同窓会の施設として使われているようです。袴腰型の屋根は伝統的な洋風建築を伝承していますが、所々に見られるシャープなデザインは昭和初期のモダン文化の影響も感じ取れます。ちょっとその存在は知られていませんが、是非注目していただきたい横浜山手の素敵な洋館です。
ハマの山手からです。
私が214番館に行った時は空が曇っていてあまりきれいな写真にならなかったのですが、やはり晴れていると断然ときれいですね。
また晴れている日に行きたいと思います。
先ほど山手さまのプログを拝見させていただきました。山手の学校に通われているんですね。電車ネタも楽しく見させていただきました。私も子供の頃は鉄道好きでしたが、御殿場線直通の小田急特急に初代ロマンスカーse型が走っていた頃、昭和50年代後半の話です(汗)。
あと山手の洋館の撮影は、空気が澄んでその前に生い茂る木々の葉っぱが落ちたこれからがチャンスです。是非晴れた日に再度洋館巡りをして下さいね(笑)。