岩手銀行中ノ橋支店(旧盛岡銀行本店)
2011年 07月 21日

◎設計:辰野・葛西建築事務所
◎施工:丸山常弥、中沢善太郎ほか
◎竣工:明治44(1911)年
◎構造:煉瓦造3階建て
◎所在地:岩手県盛岡市中の通1-2-20
❖国指定重要文化財
盛岡を代表する近代建築、と言うより盛岡のシンボルと表現してもいい建造物がこの岩手銀行の中ノ橋支店でしょう。
ドーム屋根と褐色の煉瓦タイルが印象的なこの建物は、明治44年に岩手の地場銀行である盛岡銀行の本店として竣工したもの。設計は東京駅や日本銀行本店の設計で名高い辰野金吾率いる〔辰野葛西建築事務所〕が担当しています。辰野の事務所が盛岡の銀行本店の設計を手掛けるようになったのは、辰野の共同パートナーである建築家の葛西萬司が盛岡の出身だった事が縁になったようです。
旧盛岡銀行本店は、煉瓦タイルに花崗岩のタイルを張り巡らせた俗に言われる〔辰野式〕と呼ばれるスタイル。個人的に辰野建築と言うと、スタイルが悪くどれもワンパターンという印象がありますが、この銀行に関しては町のシンボルとも言うべき威厳を放っているように思えます。またこの建物の凄いところは、築100年を迎えたいまだに現役の銀行店舗として使われている事でしょう。そういう点から見ても、素晴らしい町の生きる文化遺産と言えるのではないでしょうか・・・・・。











