京都七条通りのSECOND HOUSE西洞院店
2011年 03月 06日

◎設計:吉武長一
◎施工:不詳
◎竣工:大正3(1914)年
◎構造:煉瓦造2階建て
◎所在地:京都市下京区西洞院通七条西入ル文覚町402
❖国登録有形文化財
既に別プログでは紹介を始めていますが、こちらでも今年1月に撮影した京都の近代建築を何軒か取り上げていこうと思います。
まず最初に取り上げるのは、京都七条通りに建つ旧村井銀行の支店です。七条通りというと今では京都駅前の賑やかさの影に隠れた感が強いですが、戦前は銀行支店が多く置かれていたという一帯。現在でも関根要太郎(1889~1959)設計の旧不動貯金銀行七条支店(昭和5年築)など何軒かのかっての銀行店舗が現存しています。そしてこの村井銀行支店はその中でも一番の古株で大正3年の竣工、間もなく築100年を迎えようとしている歴史ある建物であります。
村井銀行と言えば京都の煙草王・村井吉兵衛が創業した銀行で、このころ店舗の設計は吉武長一という建築家に委ねられています。外観デザインは太めのドリス式オーダーを置いた典型的な銀行店舗のデザインですが、簡略化された細部の装飾やずんぐりむっくりした独特のプロモーションなどは、いかにも大正初期らしい出来栄えであります。七条通りには個性的な洋風建築が多く建っていますが、この旧村井銀行もその中の一つと言えるでしょう。







