神戸旧居留地38番館、大丸神戸店
2010年 08月 20日

◎設計:W・M・ヴォーリズ(ヴォーリズ建築事務所)
◎施工:竹中工務店
◎竣工:昭和4(1929)年
◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て
◎所在地:神戸市明石町38
神戸の旧居留地と言えば、比較的早い時期より歴史的なオフィスビルディングを再生活用した町で知られていますが、その初期例が外資系銀行のビルをインテリアショップとして転用したこの旧居留地38番館でしょう。神戸とは殆ど縁のなかった東京在住の私でも、近代建築に興味を持ち始める前の学生時代の頃より、白と黒のチェック模様のフラッグが玄関前に付いた褐色の石張りの重厚な外観のこの建物の存在は知っていました。
そしてこちらの建物の設計は、かのウイリアム・メレル・ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所が担当しています。外観はこの当時の銀行店舗によくありがちの古典様式が纏められているのですが、ヴォーリズならではの味わいが醸し出されています。神戸の歴史的保存活用の転換点とも言うべき建造物がヴォーリズの作品だったのも、何かの縁だったなとも思ってしまいます。真夏の眩しい日差しの旧居留地にヴォーリズの設計作品は、また別の輝きを放っていました・・・・・。








こういう建物を大切にして欲しい、日本は
近年、東京丸の内のオフィス街も神戸を真似たような町づくりがおこなわれていますが、古いものを残した神戸とはその品格はかなりの開きがあると思います。
