東京・新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館
2010年 07月 10日

◎設計:不詳
◎施工:不詳
◎竣工:大正10(1921)年
◎構造:木造
◎所在地:東京都新宿区中落合2-4-22
❖新宿区指定史跡
本日別プログで新宿区中井の林芙美子記念館を紹介させていただきましたが、そこの案内係の方にいただいたのが佐伯祐三記念館のパンフレットでした。
佐伯祐三(1898~1928)と言えばパリへの留学経験を持つ、夭折の画家。その佐伯が新婚当時に建てたのが、中落合の邸宅でした。また妻・米子さんが存命されていた頃は、邸宅部分も現存していたと言いますが、今は洋風下見板張りのアトリエのみが残されております。今から10年くらい前に一度訪ねたことはあったのですが、その頃は内部見学は不可でかなり建物も朽ちていました。しかし最近リニューアル工事が施され、佐伯の生前の足跡を紹介するミニギャラリーとしてオープンしています。
佐伯祐三の作品展には何度か足を運んだことがありますが、哀愁を帯びた落合界隈の風景画に心打たれた私としてはそれらの絵がここで描かれたと思うと、やはり感動してしまいます。佐伯が落合で暮らした大正末から昭和はじめとは、この周辺の風景はすっかり様変わりしている筈ですが、このような建造物が残すことによって当時に思いを馳せることが出来るのではないでしょうか。そう考えると、この施設のオープンはとても意義深いことだと思います。









