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横浜山手の外国人墓地正門

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◆横浜山手外人墓地正門
  ◎設計:J・H・モーガン(Jay H Morgan)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正末以降?(1926年ころ)
  ◎構造:石造
  ◎所在地:横浜市中区山手町96


このところ別プログにて、アメリカ出身で横浜とも縁の深い建築家・J・H・モーガン設計の旧ぺーリック邸(昭和5年築)と、旧ラフィン邸(大正15年築)を紹介させて頂きました。またモーガンの設計作品は、横浜の山手にはその他にもクライストチャーチなども現存していますが、もう一つモーガンの設計作品と言われているのが、皆さんもご存じの山手外人墓地の正門です。
モーガンは様々な作風を得意としてので、このデザインからはモーガン作品という決定的な証拠は見つけにくいですが、言われてみれば確かにそんな感じもしてしまう作りではあります。また竣工年もいま一つはっきりしないとの事。もしモーガンが設計したものならば、時期的に考えれば関東大震災以降、もっと深く掘り下げていけばモーガンが横浜に設計事務所を移し、横浜の外国人相手に本格的な設計活動を開始した大正14~15年以降という事になるでしょう。また戦時期に正門の扉など金属品が撤去されたそうですが、戦後に現状のものが再設置されたそうです。
ちなみに昭和12年に亡くなったモーガンもこの墓地に葬られております。但しモーガンの墓は一般見学コースの場所にないために墓参は出来ないのですが、モーガンフアンとしては忘れてはいけない場所と言えるでしょう。
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by tokyo-farwest-net | 2011-10-22 18:03 | ■横浜・山手

東北学院大学本館・ラーハウザー記念礼拝堂

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◆東北学院大学本館・ラーハウザー記念礼拝堂
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎設計:不詳
  ◎竣工:大正15(1926)年・・・・・本館
         昭和7(1932)年・・・・・ラーハウザー記念礼拝堂
  ◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て
  ◎所在地:仙台市青葉区土樋1


仙台で以前から見たかった建物が青葉区の東北学院大学。中世の城郭を彷彿させるこの校舎群はアメリカ人建築家:J・H・モーガンの設計により大正15年と昭和7年に建てられたものであります。モーガンは東京の丸の内ビルディング建設のために来日。その後も日本にとどまり、横浜を拠点に数多くの建造物を設計しましたが、その中で得意としたものの一つがミッションスクールの設計です。
モーガンは邸宅ではスパニッシュスタイル 、またオフィスや銀行建築などではアメリカンスタイルの古典様式などをやっていますが、ミッションスクールに関しては中世城郭風のゴシックスタイルを取り入れています。自らの信じる作品スタイルを貫き通すのではなく、依頼主の需要によってその作風を変化させていくというのも、モーガンの作風のユニークさとも言えるでしょう。また東北学院大学のモーガン作品、比較的小規模なものですがこのゴシックスタイルにより存在感が増大しているようにも思えます。さすがモーガンと言いたくなるような素晴らしい作品でした・・・・。

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★本館
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★ラーハウザー記念礼拝堂
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by tokyo-farwest-net | 2011-08-27 16:27 | ■仙台

神戸チャータードビル

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◆旧チャータード銀行神戸支店
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:大倉土木
  ◎竣工:昭和13(1938)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て
  ◎所在地:神戸市中央区海岸通9


前回紹介した神港ビルの隣に建つのが、このチャータードビル。竣工は神港ビルより1年早い昭和13年ですが、神港ビルのアールデコ調装飾などのモダン的要素はなく、イオニア式のオーダーが付けられるなど古典様式のデザインで纏められています。どちらかというと1900年代から米国大都市で盛んに建てられた〔アメリカンオフィス〕と呼ばれる、古典様式の外観を用いつつも現代的な設備を兼ね備えたビルと言った感じの作品であります。
ちょっと日本離れした雰囲気も漂うこのビルですが、それもそのはず米国人建築家のJ・H・モーガン(1877~1937)の設計により建てられたもの。モーガンと言うと作品は横浜山手の洋館群の設計で知られますが、東京丸の内ビルディングの現地担当の技師として来日したそうですから、このようなオフィスビルの設計が得意分野だったかも知れません。また神戸のチャータードビル、モーガンの現存する唯一のオフィスビルディングで、この建設途中にモーガンは病気で亡くなったためモーガンの遺作ということになってしまいました。
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by tokyo-farwest-net | 2010-08-17 20:17 | ■神戸

横浜・旧根岸競馬場一等馬見所

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◆旧根岸競馬場一等馬見所
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:大倉土木
  ◎竣工:昭和4(1929)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区根岸台・根岸森林公園内


前3回は横浜ゆかりのアメリカ人建築家:J・H・モーガン(1877~1937)の横浜山手に残る設計作品を紹介させていただきましたが、今回は少し足を延ばして横浜の根岸へ行ってまいりました。根岸森林公園内に残るJ・H・モーガンの設計作品の一つ、旧根岸競馬場の観覧席を見るためです。
根岸へ訪れたのは約5年振り。JR根岸線の山手駅を下車し、地図も持たずおおよその記憶を頼りに歩きだしたものの、まったくの正反対の場所に行ってしまい、気付いたら坂下にあたる山元町に辿り着うなど、かなり遠周りな散歩になってしまいました(苦笑)。ですが、この山元町からも三つの搭が付いた旧根岸競馬場のスタンドは一目で分かり、その存在感の大きさに圧倒された今回の訪問でした。

現在は米軍キャンプと米軍住宅に囲まれて肩身の狭い感じのする旧競馬場スタンドですが、昭和3年から現存する一等観覧席と、その倍の収容人員を誇る二等観覧席が建設されています。冒頭の写真の左手に二等スタンドがあったそうです。またこの当時には兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、東京の神宮球場など鉄筋鉄骨コンクリート造りの大人員を収容する施設も竣工していましたが、競馬場に関してはこの旧根岸競馬場が大規模スタンドの先駆けだったようです。
今は廃墟となった旧根岸競馬場ですが、外国人文化が華やかだった戦前から米軍接収の時代、そして現代までを見つめ続けてきた根岸のモニュメント的な建物といえるでしょう。建物のところどころに残る装飾から、当時の競馬場の賑わいを想像してしまった今回の訪問でした。

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上の3枚の写真は、旧客席を覆う屋根の鉄骨が残っていた2001年ころに撮影たもの。
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by tokyo-farwest-net | 2009-05-10 00:10 | ■横浜・本牧根岸

横浜・山手のぺーリックホール

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◆べーリック・ホール
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和5(1930)年
  ◎構造:木造モルタル塗り2階建て、地下1階:鉄筋コンクリート製
  ◎所在地:神奈川県横浜市山手町72
   ❖横浜市認定歴史的建造物


前回の山手111番館クライストチャーチに続き、今回も横浜ゆかりの建築家:J・H・モーガン(1877~1937)の作品を紹介したいと思います。
このべーリックホールは昭和5(1930)年竣工の邸宅で、言わずと知れた横浜山手の名所のひとつ。
イギリスの貿易商のぺーリックの邸宅として建てられものですが、戦後になりこのすぐそばにあったセントジョセフ・インターナショナルスクールの所有となり、同校の閉校後は市に寄贈され2002年より一般公開されています。現在は開放的な雰囲気ですが、以前は塀が巡らされ見たくても見れない幻の洋館のひとつだったのを記憶しております。

さてこのべーリックホール、山手に現存するJ・H・モーガン設計の111番館と同様、スパニッシュスタイルの外観。また玄関扉などにアールヌーヴォー調(・・・・と言っても少し骨太な感じですが)のデザイン、また1階廊下の黒と白の格子模様など、1920年代から30年代の建物らしいモダンさも窺えることができます。また写真では紹介してませんが、かなり広めの地下室が設置されるなど、当時としてはハイテクな住宅だったのではないかと思われます。
この邸宅を訪れるたび、戦後長らくべーリックホールを守り続けていた、セントジョセフスクールの美しい校舎を思い出してしまう私です・・・・。

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▼なお邸内の様子は下のMoreをクリックして頂くとご覧になれます。

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by tokyo-farwest-net | 2009-05-06 19:43 | ■横浜・山手

横浜山手聖公会(クライストチャーチ)

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◆横浜山手聖公会
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和6(1931)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り1階・一部2階建て、地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区山手町234
    ❖横浜市認定歴史的建造物


先日の山手111番館に引き続き、今回もアメリカ人建築家:J・H・モーガン(1877~1937)の設計作品を紹介したいと思います。
その建物とは山手聖教会、山手カトリック・双葉の鐘楼と並んで山手の三搭と呼ばれている建物です。
あまりにも有名な建物なので、余計な解説は必要ないと思いますが、鉄筋コンクリート製の外壁に大谷石を貼り、中世の城砦を思わせる重厚かつ端正な造り。また建物正面から見ると高さはそれほど感じないのですが、別の尾根道(山手は何本かの尾根道から形成されている)から見ると、その存在感に気付かされたりします。家々の間から、一瞬見える夕日に輝く教会の鐘楼は思わず息をのむ美しさです。
なおこの教会、昭和20年の空襲で延焼するなど度重なる不運に苛まれた建物ですが、そのつど修繕がおこなわれ人々の大事な祈りの場として使われ続けています。

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玄関両脇に取り付けられている、教会のこれまでの歴史を記した銘板。

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by tokyo-farwest-net | 2009-05-02 01:56 | ■横浜・山手

横浜山手の111番館

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◆山手111番館(旧ラフィン邸)
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正15(1926)年
  ◎構造:木造2階建て・地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区山手町111
   ❖横浜市認定歴史的建造物


4月25日より横浜関内の横浜都市発展記念館にて〔横浜建築家列伝〕という企画展が催されています。内容はそのタイトル通り横浜ゆかりの建築家の業績を紹介するというもので、これまでありそうでなかった都市と建築家という両面をとらえた見ごたえのある企画展です。今年の8月まで催されているので、興味のある方はぜひ足を運んでください。
そういう事で感化されやすい私も(苦笑)、さっそくこの企画展で紹介されていた建築家の作品を取り上げたいと思います。

まず最初はJ・H・モーガン(1877~1937)の設計作品を幾つか紹介してきます。
モーガンはアメリカ・ニューヨーク州のブァッハァロー生まれ。大学卒業後、ミルウォーキー・ニューヨークでの建築家活動を経て、大正9年にニューヨーク・フラー社の技師として東京・丸の内ビルディング建設のために来日。また同社を退職したモーガンはそのまま日本に残り、大正11年に自らの建築設計事務所を開設。そして大正15年には横浜山下町に設計事務所を移転させています。その横浜移転まもなくの作品が、この山手111番館とのことです。
スパニッシュ風の明るい洋館で今や横浜山手の顔とも言うべき111番館ですが、一般公開されたのは約10年前、それまでは見たくても見れない幻の洋館でした。
また洋館そのものも素晴らしいのですが、訪れた際に注目して頂きたいのが、部屋の一室に展示されているモーガン関連の写真や資料。モーガンは昭和12年に60歳で亡くなるまで日本に定住しましたが、日本定住を決意させたモーガン夫人の石井たまのさんとの夫婦仲睦ましい写真なども展示されています。
いつも賑わっているこの洋館ですが、モーガンの日本での物語をゆっくりと回想したくなる素敵な空間です・・・・。

❖参考資料・・・・「日本建築士」昭和12年11月号『故正員建築士ヂェー・エッチ・モーガン君の経歴及作品』
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▼なお室内、屋敷裏の様子は下のMoreをクリックして頂くとご覧になれます。見どころの多い111番館です・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2009-05-01 00:01 | ■横浜・山手