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東京港区の日本キリスト教団安藤記念教会

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◆日本キリスト教団安藤記念教会
  ◎設計:吉武長一
  ◎施工:柏木菊吉
  ◎竣工:大正6(1917)年
  ◎構造:石造り平屋
  ◎所在地:東京都港区元麻布2-14-16
   ❖東京都選定歴史的建造物


この教会は港区の元麻布にある大正6年竣工の聖堂。この近くの有栖川公園内にある都立図書館に訪れた行き帰りにこの前をよく通るのですが、冷静に考えると一度も写真を撮ったことがないなと思い、昨年の夏に撮影したのが今回ご覧頂いている写真です。
設計は吉武長一という建築家。吉武に関しては私も勉強不足で詳しい事を知らないのですが、アメリカ留学の経験を持ち主に大正期に活躍していたという人物。またこの頃、京都の煙草王として知られる村井吉兵衛率いる村井財閥の施設も数多く手掛けており、京都に何軒か旧村井銀行の店舗だった建物が現存しています。また東京では先代の銀座教会のほか、日本橋の野村證券本社の向かいに村井銀行の東京支店という当時としては大規模な建造物の設計を手掛けましたが、いずれも現存していません(旧村井銀行東京支店は東京三菱UFJ銀行の建物に玄関の一部がモニュメント的保存がされている)。そのような点から考えるとこの安藤記念教会、とても貴重な吉武作品という事になるでしょう。
比較的小規模な作品でありますが、ゴシックを基調としたそのデザインは力強さを感じさせてくれます。また聖堂内のステンドグラスは当時を代表するガラス作家・小川三知作とのこと。一度中を見学してみたい建物の一つでもあります・・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-22 17:22 | ■東京・23区

東京麻布の南部坂教会

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◆日本キリスト教団麻布南部坂教会
  ◎設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和8(1933)年
  ◎構造:木造モルタル塗り
  ◎所在地:東京都港区麻布4-5-6


先週末、東京もやっと梅雨明け。そういう事で先日カメラ片手に久々の東京散歩を楽しんできました。
地下鉄の一日フリーパスを使い気の向くまま歩いたこの日ですが、広尾駅に向かう途中に思い出したのがこの教会。この界隈にお詳しい方なら、有栖川公園の横にある南部坂のナショナル麻布マーケットの坂上と言ったらおおよその想像が付くでしょうか。冒頭の写真でご覧頂いたような可愛らしい教会が建っています。私は有栖川公園内にある都立図書館によく通っているので、以前からこの教会の存在は知っていたのですが、gipsymaniaさんのプログ・ヴォーリズを訪ねてによると、かのウイリアム・メレル・ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所が設計を手掛けたとのこと。確かに言われてみると、ヴォーリズならではのほのぼのとした雰囲気があります。この隣にある有栖川公園と、公園の緑と調和した南部坂、そしてこの教会という構図はいつ見ても絵になります・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2010-07-19 19:19 | ■東京・23区

明治学院礼拝堂(チャペル)

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◆明治学院礼拝堂(チャペル)
  ◎設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
  ◎施工:田林寅之助
  ◎竣工:大正5(1916)年
  ◎構造:煉瓦造り、一部木造
  ◎所在地:東京都港区白金台1-2-37
   ❖東京都選定歴史的建造物


前回紹介させていただいたインブリー館、また記念館と並び明治学院の顔と言えるのが、こちらのチャペルでしょう。
他の2軒は明治20年代の竣工ですが、こちらの建物は、それより20数年後の大正5年にヴォーリズ事務所の設計により竣工したものです。なおヴォーリズの東京における初期作品とも知られています。東京を代表する宗教建築の一つとも言える作品です。
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by tokyo-farwest-net | 2009-11-08 20:08 | ■東京・23区

明治学院インブリー館

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◆明治学院宣教師館(インブリー館)
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治22(1889)年ころ
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:東京都港区白金台1-2-38
   ❖国指定重要文化財


先週、明治学院の学園祭で校内にあるインブリー館、記念館、チャペルの内部公開されるとのことで、久々に明治学院へ出かけて参りました。
このインブリー館は明治22年ころに宣教師の住居として建てられたもので、ここの館のかっての主・インブリーの名にちなみに現在の名称が付けられたとのことです。恐らく下見板張りの木造洋館としては、東京最古のものと思われます。また内部を見学して驚いたのは、明治20年代に建てられた建物にしては洋風の純度が高いということです。例えば地方に現存する宣教師館などは、建設にあたった棟梁の味が和風の意匠として見られるパターンが多いのですが、このインブリー館はまさに絵に描いた洋館という感じでした。恐らく建設にあたっては外国人建築家が徹底的に施工指導をおこなったのでしょうか、いろいろと想像が膨らむ建物であります。
またこの建物、昭和40年代の新校舎建設にあたり解体も検討されたと時期もあったといいますが、現在地に移築され学校のシンボルとして多く人に親しまれています。
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2階ベランダより。ガラス越しに見えるのはヴォーリズ事務所設計のチャペル(大正5年築)。
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by tokyo-farwest-net | 2009-11-07 11:35 | ■東京・23区

東京港区の白金ハウス(旧スリランカ領事館)

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◆白金ハウス(旧渡辺甚吉邸)
  ◎設計:遠藤健三
  ◎施工:エンド建築工務所
  ◎竣工:昭和9(1934)年
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:東京都港区白金台5-21


今回紹介する白金ハウスは、港区の白金台にある昭和9年竣工の洋館。
もとは渡辺甚吉邸の邸宅として建てられたものですが、最近までスリランカ大使館として使われていたので、そちらの名称の方が馴染みがあるという方も多いかも知れません。
遠くからでも見える白壁とハーフティンバーが印象的なこの建物ですが、大正末から昭和初期の文化住宅をリードした〔あめりか屋〕に在籍したこともある、遠藤健三という人物の設計とのこと。大使館時代は門がよく開けられていたので、中を覗いたことがありますが、玄関周りや1階も素敵なデザインだったと記憶しております。比較的小さな建物ですが、凝縮されたデザインは東京でも屈指の邸宅と言えるのではないでしょうか。

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by tokyo-farwest-net | 2009-09-27 00:27 | ■東京・23区

慶應義塾大学図書館

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◆慶應義塾大学図書館
  ◎設計:曾禰中條建築事務所
  ◎施工:戸田組
  ◎竣工:明治45(1912)年
  ◎構造:煉瓦造り2階建て
  ◎所在地:東京都港区三田2-15-45
   ❖国指定重要文化財


このところ東京港区の近代建築を紹介してきました。同区内にはこのプログで紹介してきた建物のほか、明治学院大学聖心女学院の正門高輪台の消防署など素晴らしい近代建築が数多くありますが、その中でも最高傑作といえるのが慶應大学の図書館だと思います。
明治45年に戦前を代表する建築事務所であった、曾禰中條建築事務所の初設計作品として竣工したこの図書館は、煉瓦と花崗岩の対比がとても美しいゴシック様式のデザイン。東京都内には戦前に建てられた大学の施設が数多く現存していますが、慶應の図書館は周辺の環境を含め他とは違う品格が感じられる佇まいです。
なお館内には有名なステンドグラスもあるとのこと。図書館マニアの私としては一度中に入ってみたいものです・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2009-07-15 00:15 | ■東京・23区

東京三田の三井倶楽部

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◆綱町三井倶楽部
  ◎設計:ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正2(1913)年
  ◎構造:煉瓦造り2階建て
  ◎所在地:東京都港区三田2-3-7


今回紹介するのは先日の旧簡易保険局の向いに建つ三井倶楽部。日本近代建築界の父といわれるイギリス人建築家のジョサイア・コンドル(1852~1920)の設計により、大正2(1913)年に竣工したものです。コンドルといえば現在丸の内で復元工事がおこなわれている三菱1号館の設計をはじめ、明治10年の来日から大正9年で亡くなるまで数多くの建築設計を手掛けた人物として知られています。
なお東京都内に残るコンドルの設計作品は、この三井倶楽部をはじめ台東区の旧岩崎邸、北区の旧古河邸、品川区の旧島津邸(現清泉女子大学)・開東閣など、いわゆる山の手の「お屋敷」が残っているというのも興味深いことです。先にあげたコンドル作品は、大正12年の関東大震災、昭和20年の空襲、戦後の再開発をものともせず、現代まで生き続けているというのも驚愕に値します。三井倶楽部は会員制クラブのため、撮影は門の外からだけですが、外からだけでも見る価値のある名建築だと私は思います。

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by tokyo-farwest-net | 2009-07-14 00:14 | ■東京・23区

東京三田の簡易保険事務センター

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◆簡易保険事務センター(旧簡易保険局)
  ◎設計:逓信省経理局営繕課
  ◎施工:大林組
  ◎竣工:昭和4(1929)年3月
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
  ◎所在地:東京都港区三田1-4


このところ港区に残る近代建築を紹介していますが、これからは少し南に進み三田の建物をご覧いただきたいと思います。
そういう事で今回紹介するのは、旧簡易保険局。逓信局の設計により昭和4年に竣工したものです。なお東京都内では数少ない戦前築の逓信建築でもあります。なお前回の旧貯金局は麻布台の高台にありましたが、こちらもやはり三田の高台に鎮座しています。立地的なこと、昭和初期に建てられたということもあるのでしょうか、どことなく似た雰囲気を漂わす建物です。
あとこの建物を見るたび気にかかるのが、玄関車寄せ上に備え付けられた照明器具。1920年代らしい色とりどりの配色が施されたモダンなものです。ティファニー社の製品にもこのようなデザインのものがありますので、もしかしたら当時の舶来品がそのまま使われているのも知れません。

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by tokyo-farwest-net | 2009-07-12 00:12 | ■東京・23区

東京・麻布郵便局、郵政総合研究所

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◆麻布郵便局(旧貯金局)
  ◎設計:大蔵省営繕管財局
  ◎施工:銭高組
  ◎竣工:昭和5(1930)年11月
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り4階建て
  ◎所在地:東京都港区麻布台1-6-19


東京港区といえぱ、起伏に富んだ町として知られています。芝や浜松町、新橋などの区東部と一部を除けば、必ず坂を上り下りしなければ移動できないという土地でもあります。
そういうことで、今回紹介させていただく麻布郵便局は、麻布台という地名がしめすように港区の高台に鎮座する建物であります。現在は郵政公社の管轄になっていますが、もとは大蔵省直轄の貯金局として建てられたものです。なお昭和5年の竣工ということなので、関東大震災後の復興建築の意味合いが深かった建物とも言えるでしょう。
立地・敷地等とても大規模で、それだけでも重厚な雰囲気を漂わす建物ですが、玄関や窓の装飾にアールデコ風なデザインが用いられており、昭和初期のモダンさもうかがわせてくれます。修繕がこまめにされているため古さをあまり感じませんが、外観に関しては竣工当時のデザインが維持されているようです。
その存在はあまり知られていないようですが、東京の名建築のひとつとしてお勧めしたい建物であります。

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麻布郵便局裏手の三年坂より。近々この周辺は再開発がおこなわれるといいますが、古き良き東京の風情を残す一帯です。
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こちらは郵便局前側にある狸穴坂(まみあなさか)より。
この2枚の写真をご覧いただければ、この郵便局が麻布の高台に建っているのが分かっていただけるでしょうか。
坂を上り下りしながら歩いていくのが、東京山手探訪の醍醐味です・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2009-07-11 00:11 | ■東京・23区

東京芝の聖オルバン教会

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◆聖オルバン教会
  ◎設計:アントニン・レーモンド〔Antonin Raymond〕
  ◎施工:白石建設
  ◎竣工:昭和31(1956)年
  ◎構造:木造平屋、一部2階建て
  ◎所在地:東京港区芝公園3-6-35


こちらの教会は、先日紹介した東京タワーから西に百メートルほど進んだ場所にあるもので、チェコ出身の建築家:アントニン・レーモンドの設計により昭和31年に竣工したものといいます。
この坂下にある桜田通りの喧噪がまるで嘘のように感じてしまう、都会の清涼剤のような存在の教会です。
また木造な小さな教会ということもあり、建物のスタイルこそ異なりますがレーモンドの設計作品・軽井沢のセントポール教会をも連想してしまう佇まいであります。
向いに建つ高層ビルや、土地を無理やり開墾したためか妙に不自然な印象を感じてしまう桜田通りのことを忘れていただければ、どこかの高原へ訪れたような気分にもなれるかも知れません。さすがにそれは無理ですか・・・・・?。

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by tokyo-farwest-net | 2009-07-10 00:10 | ■東京・23区