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土浦日本聖公会聖バルナ教会

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◆土浦日本聖公会聖バルナ教会
   ◎設計:佐藤吉三郎
   ◎施工:不詳
   ◎竣工:昭和5(1930)年
   ◎構造:木造モルタル塗り平屋
   ◎所在地:茨城県土浦市中央1-15-6


先日、別ブログにて函館市末広町にある函館市地域交流まちづくりセンター(旧丸井今井百貨店函館支店、大正12年築)を取り上げました。
この建物、国内に多く現存するデパート建築と同様、時代の変遷とともに増改築を重ね、竣工当初は3階建てだったものが昭和初めには5階建てへと変貌を遂げました。しかし2000年代に入り、この建物を函館市が市民向けの施設に改修するにあたり、竣工当時の3階建ての姿を復原しています。またこの復原に関しては、増築部分の搭屋を残しつつ竣工当時の箇所も再現するという、物凄くアンバランスな出来になりましたが、竣工当初のドームは多くの人を魅了する素晴らしいデザインであります。

そのような時期に、私が東京の図書館で見つけたのが、丸井今井百貨店函館店の竣工に関する新聞記事。そこには東京の建築士・佐藤吉三郎(1874~1934)が、丸型ドームを持つ美しいデパート建築を設計したと記されていました。
この佐藤吉三郎、 [歴史が眠る多磨霊園]というホームページによると、福島県の出身。明治37(1904)年に東京高等工業学校(現東京工大)の建築科を卒業し、陸軍省委託の技師を務めた後、大正3年に東京において自身の建築事務所を設立しています。この佐藤、その後どのような建築設計を手掛けたのか詳細は謎ですが、佐藤吉三郎という設計者が記録されているのが茨城土浦の教会であります。昭和5年の竣工と言いますから、佐藤晩年の作品となる訳です。佐藤はカトリック信者だったそうですが、素朴ながら力強さを感じさせる美しい教会でした。

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by tokyo-farwest-net | 2014-11-01 11:01 | ■茨城 | Comments(0)

日本基督教団山形六日町教会

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◆日本基督教団山形六日町教会
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正3(1914)年
  ◎構造:木造平屋
  ◎所在地:山形県山形市六日町

この教会は山形県の旧県庁舎(大正5年築)の裏手にあったものです。別プログでも紹介させていただきましたが、こちらの教会も明治44年の山形大火を機に再建されたもののようです。
尖閣アーチなどを用いた典型的な教会建築と言った感じのデザインですが、なかなかシャープな感じに纏まった作品だと私の目には映りました。
アメリカ経由のキリスト教団の聖堂という事もあり、アメリカ的な雰囲気もちょっと漂う、北の町の洒落た聖堂でした。

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by tokyo-farwest-net | 2011-09-21 23:21 | ■山形 | Comments(0)

東京中央区のカトリック築地教会

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◆カトリック築地教会
  ◎設計:石川音次郎、ジロジアス神父
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和2(1927)年
  ◎構造:木造モルタル塗り平屋
  ◎所在地:東京都中央区明石町5-26
   ❖東京都選定歴史的建造物


東京中央区の明石というと、昨年の夏に十分な論議もされぬままに解体された区立明石小学校(大正15年築)の事を真っ先に思い浮かべてしまいます。その明石小の向かいに建つのがこのカトリック築地教会です。築地と言うと幕末より外国人居留地が置かれていた一帯で、この教会もその時代に設立されたものだそうです。また現在の聖堂は関東大震災で倒壊した先代の聖堂に代わって新築されたもの。外観を見ると重厚な感じもしますが、実はこれ木造で外壁にモルタルを塗って石造り風に見えるようにしています。
明石小の解体計画が表面化する以前からこの界隈はよく訪れていましたが、この教会は東京都選定歴史的建造物に指定されている事もあってか信者さん以外の来訪者を多く見かけました。しかし町の歩んできた歴史を考えれば、教会も小学校も同等の価値があったのではないかと私は考えます。歴史的建造物というと、国や都道府県の文化財に指定されたものばかりに注目が集まってしまうのは当然ですが、それ以外にも地域の歴史と共に歩んできた生きる文化財が数多くある事も忘れてはいけないと思います・・・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-23 00:23 | ■東京・23区 | Comments(0)

東京港区の日本キリスト教団安藤記念教会

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◆日本キリスト教団安藤記念教会
  ◎設計:吉武長一
  ◎施工:柏木菊吉
  ◎竣工:大正6(1917)年
  ◎構造:石造り平屋
  ◎所在地:東京都港区元麻布2-14-16
   ❖東京都選定歴史的建造物


この教会は港区の元麻布にある大正6年竣工の聖堂。この近くの有栖川公園内にある都立図書館に訪れた行き帰りにこの前をよく通るのですが、冷静に考えると一度も写真を撮ったことがないなと思い、昨年の夏に撮影したのが今回ご覧頂いている写真です。
設計は吉武長一という建築家。吉武に関しては私も勉強不足で詳しい事を知らないのですが、アメリカ留学の経験を持ち主に大正期に活躍していたという人物。またこの頃、京都の煙草王として知られる村井吉兵衛率いる村井財閥の施設も数多く手掛けており、京都に何軒か旧村井銀行の店舗だった建物が現存しています。また東京では先代の銀座教会のほか、日本橋の野村證券本社の向かいに村井銀行の東京支店という当時としては大規模な建造物の設計を手掛けましたが、いずれも現存していません(旧村井銀行東京支店は東京三菱UFJ銀行の建物に玄関の一部がモニュメント的保存がされている)。そのような点から考えるとこの安藤記念教会、とても貴重な吉武作品という事になるでしょう。
比較的小規模な作品でありますが、ゴシックを基調としたそのデザインは力強さを感じさせてくれます。また聖堂内のステンドグラスは当時を代表するガラス作家・小川三知作とのこと。一度中を見学してみたい建物の一つでもあります・・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-22 17:22 | ■東京・23区 | Comments(2)

日本基督教団神戸教会

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◆日本基督教団神戸教会
  ◎設計:原科建築設計事務所
  ◎施工:大林組
  ◎竣工:昭和7(1932)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造2階建て、塔屋付き
  ◎所在地:兵庫県神戸市中央区花隈町9-16


先日紹介した兵庫県公館(旧兵庫県庁)を西300メートルほどの場所に建つのがこの教会です。天に延びるような鋭い塔が印象的なこの教会、神戸栄光教会と共に地域のランドマーク的な存在のようです。また塔屋周辺は昭和初期の竣工らしいモダンな洗礼を受けたゴシック調の意匠も見受けられますが、中世の西欧の教会建築にみられる伝統的なデザインで纏められています。
この教会の前は幹線道路で交通量は激しいですが、凛とした姿は世の中の喧騒をものともしません。久々にこの教会を見ましたが、その姿にいつまでも見入ってしまったものです。またこの界隈では震災を生き抜いた数少ない戦前築の教会でもあります。神戸を代表する教会建築としてお勧めしたい作品です。

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by tokyo-farwest-net | 2010-08-07 08:08 | ■神戸 | Comments(0)

神戸回教寺院(神戸モスク)

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◆神戸モスク(神戸回教寺院)
  ◎設計:J・J・スワガー(Jan J Svager)
  ◎施工:竹中工務店
  ◎竣工:昭和10(1935)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造
  ◎所在地:兵庫県神戸市中央区中山手通2-25


この神戸モスクは、旧神戸市立北野小学校を再生した〔北野工房のまち〕の近くにあるものです。国内では恐らく唯一と思われる戦前築のモスクであります。
築75年になるモスクがあるというのも国際貿易港・神戸ならではと思いますが、こちらの建物の設計はイスラム圏の建築家ではなくJ・J・スワガーというチェコ出身の人物が設計を手掛けたというのも意外な感じがしてしまいます。スワガーというと横浜山手のカトリック教会の設計が知られますが、宗教・国籍を問わず多方面の仕事をこなしていったという事も、とても興味深い事です・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2010-08-05 19:05 | ■神戸 | Comments(0)

東京麻布の南部坂教会

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◆日本キリスト教団麻布南部坂教会
  ◎設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和8(1933)年
  ◎構造:木造モルタル塗り
  ◎所在地:東京都港区麻布4-5-6


先週末、東京もやっと梅雨明け。そういう事で先日カメラ片手に久々の東京散歩を楽しんできました。
地下鉄の一日フリーパスを使い気の向くまま歩いたこの日ですが、広尾駅に向かう途中に思い出したのがこの教会。この界隈にお詳しい方なら、有栖川公園の横にある南部坂のナショナル麻布マーケットの坂上と言ったらおおよその想像が付くでしょうか。冒頭の写真でご覧頂いたような可愛らしい教会が建っています。私は有栖川公園内にある都立図書館によく通っているので、以前からこの教会の存在は知っていたのですが、gipsymaniaさんのプログ・ヴォーリズを訪ねてによると、かのウイリアム・メレル・ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所が設計を手掛けたとのこと。確かに言われてみると、ヴォーリズならではのほのぼのとした雰囲気があります。この隣にある有栖川公園と、公園の緑と調和した南部坂、そしてこの教会という構図はいつ見ても絵になります・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2010-07-19 19:19 | ■東京・23区 | Comments(0)

東京神田駿河台のニコライ堂

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◆日本ハリストス正教会東京復活大聖堂(ニコライ堂)
  ◎設計:ミハイル・シチュールポフ、ジョサイア・コンドル、岡田信一郎(・・・・関東大震災後の修復工事を担当)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治24(1891)年
  ◎修復:昭和6(1931)年
  ◎構造:煉瓦、鉄骨鉄筋コンクリート造
  ◎所在地:東京都千代田区神田駿河台4-1
   ❖国指定重要文化財


本日別プログの方で国内におけるロシア正教の代表的な聖堂の一つである函館のハリストス正教会を紹介しましたが、それと共にロシア正教の顔と言えばこのニコライ堂でしょう。
JRのお茶ノ水駅を下車してすぐの場所に建つこの聖堂は、明治17年から7年の歳月をかけて建てられたもので、ロシア工科大学のシチュールポフ教授から送られた図面をもとに、当時日本に滞在していたイギリス人建築家:ジョサイア・コンドルが実施設計を施し竣工に至ったと言います。また現在は若干の改変がされていますが、竣工当初は前方玄関側の鐘楼はもう少し尖ったものだったようです。神田駿河台の高台に建つこともあり、竣工当初はこの周辺からは一目で分かるランドマーク的存在だったのではないかと想像されます。また大正12年の関東大震災では建物前方の鐘楼やドームなどが倒壊・炎上したため、その後岡田信一郎の設計により修復され現在の姿に至りました。
聖堂内は土日のみの見学ですが、高い天井や美しいイコノスタスやステンドグラスは信者でなくても心が洗われるような気分になってしまいます。あと鐘楼の鐘は函館のハリストス正教会で使っていたものを譲り受けたものだそう。以前この鐘が鳴らされている時間帯に、ニコライ堂の鐘の音を背に「この鐘がその昔函館で使われていたものか・・・」などと、感慨にふけりながらこの界隈を歩いていたのですが、歩いて数分も経たないうちに鐘の音が街の雑踏がかき消され聞こえなくなってしまいました・・・・・。

❖参考文献・・・・・『西洋館 明治大正の建築散歩』 中村哲夫氏著、淡交社刊、2000年
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by tokyo-farwest-net | 2010-07-03 07:03 | ■東京・23区 | Comments(0)

群馬県前橋市の前橋カトリック教会

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◆前橋カトリック教会
  ◎設計:マックス・ヒンデル(Max Hinder)?
  ◎施工:井上工業
  ◎竣工:昭和7(1932)年11月
  ◎構造:鉄筋コンクリート造
  ◎所在地:群馬県前橋市大手町2-14-6
   ❖国登録有形文化財


JR前橋駅前より群馬県庁まで続くケヤキ並木沿いから見えるのが、この前橋カトリック教会の鐘楼。
以前、前橋へ訪れたときは鐘楼があまりにも高いため、「最近建てられたウエディングチャペルだろう」と思い込み素通りしてしまったのですが、後に昭和7年竣工の歴史ある教会建築だということを知り、今回はこちらへと立ち寄った訳です。教会で頂いたパンフレットによると、この二つの鐘楼は国内に建つ鉄筋コンクリート造教会の中でもかなりを高さを誇るものだとのこと。また教会の教会内の説明書きによると、戦前国内で活躍したスイス人建築家:マックス・ヒンデル設計の可能性も考えられるそうです。繊細さと力強さを兼ね備えたとても魅力的な美しい教会でした。

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by tokyo-farwest-net | 2010-06-12 00:12 | ■群馬 | Comments(0)

東京ルーテルセンター(日本神学校)

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◆東京ルーテルセンター
  ◎設計:長谷部鋭吉
  ◎施工:大倉土木
  ◎竣工:昭和12(1937)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て
  ◎所在地:東京都千代田区富士見1-2
   ❖東京都選定歴史的建造物


東京飯田橋界隈と言うと、現代的なビルが建ついかにも東京といった感じの街並みが形成されています。
そのような飯田橋ではありますが、少し坂道を上った富士見という場所にはご覧のような清楚な建物もあります。その建物の名前は東京ルーテルセンター、もとは神学校の施設として建てられたものだそうです。その外観から見ると、建てられてから比較的年数の経っていないものと思われるかも知れませんが、昭和12年に竣工したという列記とした歴史的建造物であります。
設計は大阪の住友本社ビル(昭和5年築)の設計などで知られる長谷部鋭吉(1886~1960)によるもの。長谷部というと住友関連の営繕を中心活躍した建築家で、現在でも関西を中心に幾つかの作品が残っているとのこと。ずぼらな建築ウオッチャーである私は、長谷部の建築作品は千代田区のルーテルセンターしか見たことがありませんが、どの作品も高い評価を得ている当時を代表する建築家であります。
またルーテルセンターの外観はとてもシンプルなもの。この時代の国内建築界は、装飾を排したインターナショナルデザインが全盛を極めていた時代なので、恐らくその影響を受けて建てられたものなのでしょうか。少し控えめな印象も受けますが、長谷部のセンスの良さを感じる作品です。いずれ長谷部の作品を見に、大阪へ行かなければと思ったこの時の訪問でした・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2010-05-21 21:21 | ■東京・23区 | Comments(0)