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北九州市・旧門司税関

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◆旧門司税関
  ◎設計:妻木頼黄、咲壽栄一(大蔵省臨時建築部)
  ◎施工:清水組
  ◎竣工:明治45(1912)年3月
  ◎構造:煉瓦造2階建て
  ◎所在地:福岡県北九州市門司区東港町1-24
   ❖経済産業省認定近代化産業遺産


本日は福岡県北九州市の門司港レトロ内にある、 北九州市立国際友好図書館(平成7年築)を取り上げましたが、道路を挟んでその向かいに建つのが旧門司税関です。貿易港・門司ならではの遺構で、美しい赤煉瓦建築であります。
さて冒頭の写真でご覧頂いた門司港の税関は、明治45年の竣工。但しこの赤煉瓦建築、税関の庁舎として使われた期間は短く、昭和2年に税関が大陸連絡船の埠頭がある西海岸へ移転、その後は民間へ払い下げられたそうです。更に昭和20年6月の門司空襲で、内部が焼失・損傷し、その後は民間の倉庫として使われていたそうです。そして平成3年の門司港レトロの町並み整備計画発足間もなくに、北九州市がこの建物を取得。そして4年がかりの修繕期間を経て、平成7年に修繕工事が完了。また時を合わせて、中国大連の旧東清鉄道汽船事務所(明治35年築)を複製した北九州市立国際友好図書館の新築工事、門司の谷町から移築された旧門司三井倶楽部(大正10年築)の工事も完了し、門司港レトロのグランドオープンに花を添えたそうです。
税関庁舎にしてはあっさりとしたデザインですが、今から20年前の復原に携わった人たちの情熱が伝わってくるような、美しい赤煉瓦建築でした・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2015-07-04 12:04 | ■北九州・門司

千葉トヨペット本社、旧日本勧業銀行本店

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◆旧日本勧業銀行本店
  ◎設計:妻木頼黄、武田五一(製図監督)
  ◎施工:直営
  ◎竣工:明治32(1899)年6月
  ◎移築:昭和40(1965)年
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:千葉市美浜区稲毛海岸4-5-1
   ❖国登録有形文化財


先日、別プログで紹介させていただいた旧神谷伝兵衛別邸(大正7年築)の帰りに寄ったのが、美浜区の千葉トヨペット本社。神谷邸の記事でも触れましたが、現在の国道14号線から南西にあたる場所は戦後埋め立て造成がされた地域で、昭和40年代以降に建てられた新興の建造物で街並みが形成されています。しかしそのようなニュータウンに、和風の渋い建築が・・・・・。
実はこれ、明治32年に東京千代田区の内幸町に建てられた日本勧業銀行の本店だった建物を移築してきたものであります。またこの建物、内幸町の本店が建て替えになるのを機に今の京成電鉄が部材を買収し、習志野の谷津遊園に大正15年に移築。また昭和15年には千葉市役所として同市内に再度移築、そして同市役所も新庁舎を建設することになり、昭和40年に千葉トヨペットが建物を譲り受け、現在の安住の地を得た訳です。また明治以降の歴史的建造物など殆ど注目されなかった高度成長期の時期に、この建物を会社のシンボルとして移築した千葉トヨペットの先見性と文化的価値の認識には大いに感心するところです。
さてこの和風建築の旧日本勧業銀行本店でもうひとつ注目すべきことは、明治建築界の大家・妻木頼黄(1859~1916)が設計を手掛けていることでしょう。妻木といえばドイツ留学を経験を持ち、その作風もドイツ風だったことが知られていますが、和風建築の日本勧業銀行は異色の作品だと言えます。

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by tokyo-farwest-net | 2010-10-02 20:02 | ■千葉

横浜正金銀行本店(現・神奈川県立歴史博物館)

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◆旧横浜正金銀行本店
  ◎設計:妻木頼黄
  ◎施工:直営
  ◎竣工:明治37(1904)年
  ◎構造:石造り地上3階建て・地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区南仲通り5-60(馬車道)
   ※国指定重要文化財


横浜を代表する近代建築と言えば、馬車道の旧横浜正金銀行が代表的なものとしてあげられるでしょう。
現在は県立博物館として使われているドイツ・バロック風の風格漂う旧銀行本店は、建築家・妻木頼黄(1854~1919)の設計により、5年の工期をかけて建てられたもの。また日本初の鉄筋コンクリート製ビルとして名高い三井物産横浜支店の設計を手掛けた、建築家・遠藤於菟(1865~1943)も、造営に参加したといいます。
妻木頼黄というと、明治の日本を代表する建築家・辰野金吾のライバル的な存在と言われます。一作品だけでの比較は少し極端にはなってしまいますが、辰野代表作である東京日本橋の日本銀行本店が、堅固な守りを重視した造りなのに対し、妻木の横浜正金銀行は今にも海にでも飛び出してきそうなヴォリュームあるデザイン。このような雰囲気こそ、横浜という気風に合っているのではないかとも思ってしまいます。

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by tokyo-farwest-net | 2009-01-25 00:25 | ■横浜・関内

横浜・赤レンガ倉庫

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◆旧横浜新港埠頭煉瓦倉庫
  ◎設計:妻木頼黄
  ◎施工:直営
  ◎竣工:明治44(1911)年・・・・・・2号上屋
       大正2(1913)年・・・・・・・1号上屋
  ◎構造:煉瓦造り3階建て
  ◎所在地:横浜市中区新港1-1

横浜の名所とも言うべき、新港埠頭の赤煉瓦倉庫。全長150メートルのこの倉庫は明治末から大正はじめにかけて、大蔵省により建てられたもの。
この巨大建築は国の威信を背負ったような、風格ある佇まいです。皆さんもご存じのように、十年程前にこの周辺は再開発がおこなわれ、以前のこの周辺が想像付かないほど様変わりしましたが、煉瓦倉庫が発するオーラは昔のままだと思います。

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また下のMoreをクリックしていただくと、10年前改修工事終了直後の写真がご覧になれます。
この時は中も一部見学できましたが、何も入っていない倉庫内の広さには圧倒された記憶があります。倉庫横のプラットホームと線路が撤去されたのが残念で仕方がありません・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2009-01-24 12:57 | ■横浜・関内