タグ:オフィスビル・銀行店舗 ( 30 ) タグの人気記事

北九州市・旧九州鉄道本社

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◆旧九州鉄道本社
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治24(1891)年
  ◎構造:煉瓦造2階建て
  ◎所在地:福岡県北九州市門司区清滝2-3-29
   ❖経済産業省認定近代化産業遺産
   ❖国登録有形文化財



今回の関門・北九州州旅行は、行きと帰りの飛行機がちょっと遅めと早めの時間になってしまったため、残念ながら訪問できない場所も幾つか発生してしまいました。その中の一つが門司港駅脇の高台に建つ九州鉄道記念館です。ここには国鉄時代に寝台特急と昼間の通常特急を兼ねた異色の特急車両581系電車をはじめ、様々な客車・機関車などが展示されており、鉄道少年だった頃の心が騒ぎましたが、タイムアップも近づいてしまい泣く泣く訪問を断念した次第です。
そして現在記念館として使われているこの建物、明治24年に九州鉄道の本社屋として建てられたもの。その後、九州鉄道は鉄道国有化の政策により国に買収されますが、その後も国鉄の施設として使われ続けました。外観は平坦なデザインですが、明治という時代の力強さを感じさせる建物であります。
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by tokyo-farwest-net | 2015-07-12 19:12 | ■北九州・門司 | Comments(0)

北九州市・若松石炭商同業組合事務所

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◆若松石炭商同業組合事務所、石炭会館
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治38(1905)年
  ◎構造:木造モルタル塗2階建て
  ◎所在地:福岡県北九州市若松区本町1-13-15


今月は本ブログで、福岡県北九州市若松区の南海岸通り(若松バンド)に建つ、 旧三菱合資会社若松支店(大正2年築)旧杤木商事ビル(大正9年築)という二棟の歴史的建造物を紹介しました。また次週は近年大規模な改修工事がおこなわれ、竣工当時の華麗な姿へと蘇った旧古河鉱業若松ビル(大正8年築)を取り上げる予定ですが、若松バンドに残る歴史的建造物でいちばん古参の建物が石炭会館です。
この石炭会館は、明治38年に若松石炭商同業組合の事務所として竣工したもの。石炭積み出し港である若松の商業の中心、石炭業者の懇親の場所として大いに栄えたそうです。竣工時の屋根に取り付けられていた金飾り等は撤去されていますが、ルネサンス風デザインに纏められた外壁のモルタル塗りの浮き彫り、重厚な木造の室内に往時の若松の繁栄ぶりが偲ばれます。

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by tokyo-farwest-net | 2015-06-20 11:50 | ■北九州・若松 | Comments(0)

埼玉県入間市の旧黒須銀行本店

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◆旧黒須銀行本店
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治42(1909)年
  ◎構造:土蔵造り2階建て
  ◎所在地:埼玉県入間市宮前町5-33
   ❖入間市指定有形文化財


 昨年秋、埼玉県入間市の旧石川製糸西洋館(大正11年築)を見学しに行った際、現地の係の方にパンフレットを頂き、その帰りに立ち寄ったのが、こちらの旧黒須銀行の本店です。
 この黒須銀行、明治27年に設立された黒須相互組合を前身とし、明治33年に銀行として設立したものだといいます。設立当時はかの渋沢栄一が顧問を務めていたそうですが、第一次世界大戦後の不況のために経営が悪化、大正11年に埼玉の大手地場銀行の一つであった武州銀行に吸収され、昭和18年には国の指導により、やはり埼玉の大手地場銀行であった八十五銀行などと合併、埼玉銀行の豊岡支店となり、昭和35年まで銀行店舗として使われていたそうです。その後は地元の郷土資料館として再生され、現在に至っています。

 この時の訪問で驚かされたのが、明治後期の土蔵造りの銀行店舗が現代まで残っていたことです。交通量の多い幹線道路沿いにあったり、建物脇に歩道橋があったり、少し肩身の狭いような感じもしますが、なかなかの存在感に圧倒された私であります。
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by tokyo-farwest-net | 2014-05-21 07:21 | ■埼玉・入間 | Comments(0)

京都中央信用金庫東五条支店

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◆京都中央信用金庫東五条支店(旧村井銀行五条支店)
  ◎設計:吉武長一
  ◎施工:清水組
  ◎竣工:大正13(1924)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造2階建て
  ◎所在地:京都市東山区五条大橋東入ル東詰町16


今回は今年2月に京都に訪れたさい撮影した、京都中央信用金庫の東五条支店の写真をご覧いただきたいと思います。
複数の車線を持つ五条通り沿いに建つこの小さな銀行店舗、京都の煙草王・村井吉兵衛が経営する村井銀行の店舗として大正13年に建てられたもの。設計は村井銀行の店舗営繕を数多く手掛けていた、建築家・吉武長一が担当しています。建物の規模は小さいですが、軒周りのバラストレードやイオニア式のオーダーが付けられるなど、濃厚な古典主義のデザインで纏められており、なかなか見どころの多い作品でした。
また京都中央信金と言えば、数々の歴史ある銀行店舗を自社ビルとして使っている理解ある会社でもあります。

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by tokyo-farwest-net | 2012-04-02 19:02 | ■京都 | Comments(0)

仙台市青葉区の西欧館

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◆旧大東京火災海上保険仙台支店
  ◎設計:佐藤功一
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和11(1936)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造2階建て
  ◎所在地:仙台市青葉区大町1-1


既に別プログでは紹介をさせていただきましたが、こちらでも今年7月に訪れた仙台の近代建築の写真を幾つか掲載していきたいと思います。但し仙台の滞在時間が僅か5時間(うち1時間半は暑さに負けて休憩タイム)だったため、非常に少ない量の発表で終わってしまいますが、その辺りはどうかご了承ください。
そういう事で仙台シリーズで最初に取り上げるのは、町一番の繁華街・一番町を少し西に歩いた場所にある西欧館という建物。こちらは昭和11年に大東京火災保険の支店として建てられたものですが、仙台市内に現存する数少ない戦前築のオフィスビルディングであります。設計は東京の市政会館・日比谷公会堂早稲田大学大隈講堂で名高い建築家・佐藤功一によるものです。またこの旧大東京火災海上保険、佐藤設計のオフィスビルディングでは数少ない現存作品です。なおこの他にも東京銀座の現在モザイク阪急が入居する旧松田ビルもありますが、大改修がおこなわれ竣工当時の面影を留めていない事を考えると、この仙台の建物非常に貴重なものだと言えます。また佐藤功一の作品というと、モダンゴシックとも呼びたくなるような独特な立体感覚がその作風の特徴としてあげられますが、この仙台の旧保険会社は割とノーマルな西欧古典主義という感じ。しかし全体を眺めてみると、ちょっと一味違う容姿をしているようにも思えます・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2011-08-18 13:18 | ■仙台 | Comments(0)

岩手県・盛岡信用金庫本店(旧盛岡貯蓄銀行本店)

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◆盛岡信用金庫本店
   ◎設計:葛西萬司(葛西建築事務所)
   ◎施工:中沢三蔵ほか 
   ◎竣工:昭和2(1927)年
   ◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て
   ◎所在地:岩手県盛岡市中の橋通り1-4-6
     ❖盛岡市指定保存建造物 


盛岡市の金融街・中の橋通りには旧盛岡銀行本店(明治44年築、設計:辰野葛西建築事務所)旧九十銀行本店(明治43年築、設計:横浜勉)という美しく素晴らしい戦前築の銀行建築が残っていますが、もう一軒見逃してはいけない銀行建築が残っています。それは盛岡信用金庫の本店、昭和2年に盛岡貯蓄銀行の本店として建てられたものです。
設計は葛西萬司(1863~1942)という建築家の事務所。葛西萬司と言えば明治末にかの辰野金吾と共に設計事務所を設立し、その後数々の傑作を作りだしていきますが、辰野の没後に自らの建築設計事務所を開設しております。その作品がこの盛岡の銀行店舗という訳です。なお盛岡は葛西の出身地という事もあり、この銀行店舗の設計を依頼されたようです。
また辰野金吾のパートナーという事で、辰野が得意としていた赤煉瓦に花崗岩の横帯を付けるあの作風を想像してしまいがちですが、作風はそのような要素が一切ないというのも面白いところ。辰野の存命中は煉瓦建築全盛の時代でしたが、大正の後半に入ると鉄筋コンクリートへとその需要が変化していきます。この斜め向かいに建つ辰野・葛西の共同設計作品から竣工は僅か十数年後の事ですが、これだけの大きな変化が建築界で起きていたというのも、この時代の建築の興味深い所だと思います。
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by tokyo-farwest-net | 2011-07-24 20:24 | ■盛岡 | Comments(0)

岩手銀行中ノ橋支店(旧盛岡銀行本店)

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◆岩手銀行中ノ橋支店
  ◎設計:辰野・葛西建築事務所
  ◎施工:丸山常弥、中沢善太郎ほか
  ◎竣工:明治44(1911)年
  ◎構造:煉瓦造3階建て
  ◎所在地:岩手県盛岡市中の通1-2-20
   ❖国指定重要文化財


盛岡を代表する近代建築、と言うより盛岡のシンボルと表現してもいい建造物がこの岩手銀行の中ノ橋支店でしょう。
ドーム屋根と褐色の煉瓦タイルが印象的なこの建物は、明治44年に岩手の地場銀行である盛岡銀行の本店として竣工したもの。設計は東京駅や日本銀行本店の設計で名高い辰野金吾率いる〔辰野葛西建築事務所〕が担当しています。辰野の事務所が盛岡の銀行本店の設計を手掛けるようになったのは、辰野の共同パートナーである建築家の葛西萬司が盛岡の出身だった事が縁になったようです。
旧盛岡銀行本店は、煉瓦タイルに花崗岩のタイルを張り巡らせた俗に言われる〔辰野式〕と呼ばれるスタイル。個人的に辰野建築と言うと、スタイルが悪くどれもワンパターンという印象がありますが、この銀行に関しては町のシンボルとも言うべき威厳を放っているように思えます。またこの建物の凄いところは、築100年を迎えたいまだに現役の銀行店舗として使われている事でしょう。そういう点から見ても、素晴らしい町の生きる文化遺産と言えるのではないでしょうか・・・・・。

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by tokyo-farwest-net | 2011-07-21 22:21 | ■盛岡 | Comments(0)

京都七条通りのSECOND HOUSE西洞院店

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◆旧村井銀行七条支店
  ◎設計:吉武長一
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正3(1914)年
  ◎構造:煉瓦造2階建て
  ◎所在地:京都市下京区西洞院通七条西入ル文覚町402
   ❖国登録有形文化財

既に別プログでは紹介を始めていますが、こちらでも今年1月に撮影した京都の近代建築を何軒か取り上げていこうと思います。
まず最初に取り上げるのは、京都七条通りに建つ旧村井銀行の支店です。七条通りというと今では京都駅前の賑やかさの影に隠れた感が強いですが、戦前は銀行支店が多く置かれていたという一帯。現在でも関根要太郎(1889~1959)設計の旧不動貯金銀行七条支店(昭和5年築)など何軒かのかっての銀行店舗が現存しています。そしてこの村井銀行支店はその中でも一番の古株で大正3年の竣工、間もなく築100年を迎えようとしている歴史ある建物であります。
村井銀行と言えば京都の煙草王・村井吉兵衛が創業した銀行で、このころ店舗の設計は吉武長一という建築家に委ねられています。外観デザインは太めのドリス式オーダーを置いた典型的な銀行店舗のデザインですが、簡略化された細部の装飾やずんぐりむっくりした独特のプロモーションなどは、いかにも大正初期らしい出来栄えであります。七条通りには個性的な洋風建築が多く建っていますが、この旧村井銀行もその中の一つと言えるでしょう。
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by tokyo-farwest-net | 2011-03-06 19:06 | ■京都 | Comments(0)

横浜・万国橋ビル

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◆万国橋ビル
  ◎設計:不詳
  ◎施工:野村組
  ◎竣工:昭和3(1928)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階
  ◎所在地:横浜市中区海岸通5-26


先日別プログの方で、横浜山下公園に停泊している氷川丸のアールデコ装飾インテリアを紹介しましたが、その道すがら撮影したのがこの万国橋ビル。赤レンガ倉庫近くのショッピングモールのすぐそばの万国橋脇に建つこのビル、昭和3年の竣工といいますから関東大震災後の復興時期に建てられたことになります。外観はかなりシンプルなこのビルですが、玄関脇にはこの時代らしいアールデコ調の装飾が施されており、これがなかなか良い味を醸し出しています。そういえば今から10年以上前になるでしょうか、松嶋菜々子主演のドラマでこのビルがよく登場していたのを、撮影しながらふと思い出しました。まあちょっと地味な感じもしますが、横浜の名脇役とも言える素敵なレトロビルディングと言えるでしょう。この先も生き続けて欲しいものです。

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by tokyo-farwest-net | 2011-02-19 18:19 | ■横浜・関内 | Comments(0)

千葉トヨペット本社、旧日本勧業銀行本店

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◆旧日本勧業銀行本店
  ◎設計:妻木頼黄、武田五一(製図監督)
  ◎施工:直営
  ◎竣工:明治32(1899)年6月
  ◎移築:昭和40(1965)年
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:千葉市美浜区稲毛海岸4-5-1
   ❖国登録有形文化財


先日、別プログで紹介させていただいた旧神谷伝兵衛別邸(大正7年築)の帰りに寄ったのが、美浜区の千葉トヨペット本社。神谷邸の記事でも触れましたが、現在の国道14号線から南西にあたる場所は戦後埋め立て造成がされた地域で、昭和40年代以降に建てられた新興の建造物で街並みが形成されています。しかしそのようなニュータウンに、和風の渋い建築が・・・・・。
実はこれ、明治32年に東京千代田区の内幸町に建てられた日本勧業銀行の本店だった建物を移築してきたものであります。またこの建物、内幸町の本店が建て替えになるのを機に今の京成電鉄が部材を買収し、習志野の谷津遊園に大正15年に移築。また昭和15年には千葉市役所として同市内に再度移築、そして同市役所も新庁舎を建設することになり、昭和40年に千葉トヨペットが建物を譲り受け、現在の安住の地を得た訳です。また明治以降の歴史的建造物など殆ど注目されなかった高度成長期の時期に、この建物を会社のシンボルとして移築した千葉トヨペットの先見性と文化的価値の認識には大いに感心するところです。
さてこの和風建築の旧日本勧業銀行本店でもうひとつ注目すべきことは、明治建築界の大家・妻木頼黄(1859~1916)が設計を手掛けていることでしょう。妻木といえばドイツ留学を経験を持ち、その作風もドイツ風だったことが知られていますが、和風建築の日本勧業銀行は異色の作品だと言えます。

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by tokyo-farwest-net | 2010-10-02 20:02 | ■千葉 | Comments(2)