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東京中央区のカトリック築地教会

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◆カトリック築地教会
  ◎設計:石川音次郎、ジロジアス神父
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和2(1927)年
  ◎構造:木造モルタル塗り平屋
  ◎所在地:東京都中央区明石町5-26
   ❖東京都選定歴史的建造物


東京中央区の明石というと、昨年の夏に十分な論議もされぬままに解体された区立明石小学校(大正15年築)の事を真っ先に思い浮かべてしまいます。その明石小の向かいに建つのがこのカトリック築地教会です。築地と言うと幕末より外国人居留地が置かれていた一帯で、この教会もその時代に設立されたものだそうです。また現在の聖堂は関東大震災で倒壊した先代の聖堂に代わって新築されたもの。外観を見ると重厚な感じもしますが、実はこれ木造で外壁にモルタルを塗って石造り風に見えるようにしています。
明石小の解体計画が表面化する以前からこの界隈はよく訪れていましたが、この教会は東京都選定歴史的建造物に指定されている事もあってか信者さん以外の来訪者を多く見かけました。しかし町の歩んできた歴史を考えれば、教会も小学校も同等の価値があったのではないかと私は考えます。歴史的建造物というと、国や都道府県の文化財に指定されたものばかりに注目が集まってしまうのは当然ですが、それ以外にも地域の歴史と共に歩んできた生きる文化財が数多くある事も忘れてはいけないと思います・・・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-23 00:23 | ■東京・23区

東京港区の日本キリスト教団安藤記念教会

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◆日本キリスト教団安藤記念教会
  ◎設計:吉武長一
  ◎施工:柏木菊吉
  ◎竣工:大正6(1917)年
  ◎構造:石造り平屋
  ◎所在地:東京都港区元麻布2-14-16
   ❖東京都選定歴史的建造物


この教会は港区の元麻布にある大正6年竣工の聖堂。この近くの有栖川公園内にある都立図書館に訪れた行き帰りにこの前をよく通るのですが、冷静に考えると一度も写真を撮ったことがないなと思い、昨年の夏に撮影したのが今回ご覧頂いている写真です。
設計は吉武長一という建築家。吉武に関しては私も勉強不足で詳しい事を知らないのですが、アメリカ留学の経験を持ち主に大正期に活躍していたという人物。またこの頃、京都の煙草王として知られる村井吉兵衛率いる村井財閥の施設も数多く手掛けており、京都に何軒か旧村井銀行の店舗だった建物が現存しています。また東京では先代の銀座教会のほか、日本橋の野村證券本社の向かいに村井銀行の東京支店という当時としては大規模な建造物の設計を手掛けましたが、いずれも現存していません(旧村井銀行東京支店は東京三菱UFJ銀行の建物に玄関の一部がモニュメント的保存がされている)。そのような点から考えるとこの安藤記念教会、とても貴重な吉武作品という事になるでしょう。
比較的小規模な作品でありますが、ゴシックを基調としたそのデザインは力強さを感じさせてくれます。また聖堂内のステンドグラスは当時を代表するガラス作家・小川三知作とのこと。一度中を見学してみたい建物の一つでもあります・・・・・。
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-22 17:22 | ■東京・23区

東京小平市のガスミュージアム

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◆東京ガスミュージアム
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治42(1909)年・・・・・(ガス灯館、旧東京瓦斯本郷出張所)
        明治45(1912)年・・・・・(くらし館、旧東京瓦斯千住工場計量室)
  ◎構造:煉瓦造
  ◎所在地:東京都小平市大沼町2-590


前回は東京都小平市の歴史的建造物・旧小平小川郵便局(明治41年築)を紹介しましたが、同じく小平にあるのが東京ガスが運営するガスミュージアムの二棟の煉瓦造の建物です。もとは東京ガスの出張所と工場施設として使われていたものですが、昭和50年代初頭の同ミュージアムの開館に際し現在地に移築されました。
また煉瓦造の建物の移築ということもあり、新しい部材にかなり変更されている箇所もありますが、文明開化以降のガスの歴史を展示するミュージアムとこの煉瓦造の建物は見事にマッチしています。また日が暮れると敷地内のガス灯に火がともされ、とても幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。周辺環境は昭和40年代に造成された幹線道路が脇を走り少し落ち着かない場所ですが、ガスの歴史を体感するにはとても素晴らしい施設ではないでしょうか。
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★ガス灯館(旧東京瓦斯本郷出張所、明治42年築)
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★くらし館(旧東京瓦斯千住工場計量室、明治45年築)
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by tokyo-farwest-net | 2011-01-21 06:21 | ■東京・多摩地域

東京小平市の旧小川郵便局舎

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◆旧小平小川郵便局舎
  ◎設計:植竹寅吉
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治41(1908)年11月
  ◎構造:木造平屋
  ◎所在地:東京都小平市天神町2-57 
   ❖小平市指定有形文化財


今回取り上げる旧小平小川郵便局舎は、東京都の北部にある小平市の〔小平ふるさと村〕に建つ移築建造物です。明治41年に同市の小川町に建てられたこの郵便局は、平成2年に同地に移築復元されています。
民家風のこの旧郵便局は一般の郵便業務のほか、大正末より昭和初期までは電話交換業務もおこなわれていたとのことです。それと個人的には、昭和50年代の後半まで現役の郵便局舎として使われていたという事を知り、ちょっと驚きました。なおこの郵便局舎の旧所在地である小平市小川町は青梅街道と府中街道という江戸期からの旧道が交差する土地で、江戸期から続く農家のお宅も何軒か残る、昔の武蔵野の風情を色濃く残す地域でもあります。そのような場所ということもあり、戦後高度成長期の土地開発ブームなどの影響を受けず、素朴な郵便局舎が使われ続けてきたのではないかと想像できます。
東京郊外と言うと、画一的な宅地が続く退屈な地域にも思えますが、このような素敵な歴史的建造物も大切に使われ続けています。また〔小平ふるさと村〕にはこの他にも何軒かの古民家が移築され、昔の武蔵野の風情を体感できる場所になっています。公共交通機関のアクセスが少し悪いですが、機会があればぜひ一度訪れていただきたいお勧めスポットであります。

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by tokyo-farwest-net | 2011-01-20 20:20 | ■東京・多摩地域