<   2009年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

東京港区の白金ハウス(旧スリランカ領事館)

a0110756_23364468.jpg
◆白金ハウス(旧渡辺甚吉邸)
  ◎設計:遠藤健三
  ◎施工:エンド建築工務所
  ◎竣工:昭和9(1934)年
  ◎構造:木造2階建て
  ◎所在地:東京都港区白金台5-21


今回紹介する白金ハウスは、港区の白金台にある昭和9年竣工の洋館。
もとは渡辺甚吉邸の邸宅として建てられたものですが、最近までスリランカ大使館として使われていたので、そちらの名称の方が馴染みがあるという方も多いかも知れません。
遠くからでも見える白壁とハーフティンバーが印象的なこの建物ですが、大正末から昭和初期の文化住宅をリードした〔あめりか屋〕に在籍したこともある、遠藤健三という人物の設計とのこと。大使館時代は門がよく開けられていたので、中を覗いたことがありますが、玄関周りや1階も素敵なデザインだったと記憶しております。比較的小さな建物ですが、凝縮されたデザインは東京でも屈指の邸宅と言えるのではないでしょうか。

a0110756_23392755.jpg
a0110756_23432953.jpg
a0110756_23443554.jpg
a0110756_23403365.jpg
a0110756_23421657.jpg
a0110756_23461853.jpg
a0110756_2338182.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-27 00:27 | ■東京・23区 | Comments(0)

横浜市開港記念館、その1

a0110756_2212668.jpg
◆横浜市開港記念館
  ◎設計:福田重義(原案)、横浜市営繕組織
  ◎施工:清水組
  ◎竣工:大正6(1917)年6月
  ◎構造:煉瓦造り2階建て、地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本町1-6
   ❖国指定重要文化財


横浜市開港記念館、通称・ジャックの塔。大正6年に横浜開港50周年記念事業の一環として建てられたこの記念館は、間違いなく横浜を代表する建造物でしょう。
この建物の建設資金はすべて市民の寄付により賄われ、公開設計競技一等の福田重義案をもとに横浜市の営繕課のメンバーが実施設計をおこない大正6年の竣工に至っています。また竣工6年後に起きた関東大震災では建物内を焼失したため、当初の屋根を簡略化する工事を実施。平成に入り竣工当時の姿に復元され、更に約10年ほど前には、エレベーターの設置などの大がかりな改修工事を実施し現在に至っています。なお最近では横浜市民のみならず、横浜を訪れた人たちにもこの建物に親しんでもらえるような利用方法がされているのも好感が持てます。
例え周辺に高層建築が建てられても、その風格ある佇まいは、横浜の街をしっかりと守っているようにも思えます。そして何より、この記念館を建てた当初の意思が、今もきちんと受け継がれているというのが、とても素晴らしいです。開港200年やその先の時代になっても横浜のシンボルとして親しまれていくに違いありません・・・・・。

a0110756_22193330.jpg
a0110756_22235139.jpg
a0110756_2235349.jpg
a0110756_2226398.jpg
a0110756_22393492.jpg
a0110756_22281976.jpg
a0110756_22342160.jpg
a0110756_2237938.jpg
a0110756_2227735.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-23 23:23 | ■横浜・関内 | Comments(0)

横浜市開港記念館、その2

a0110756_2326934.jpg
◆横浜市開港記念館

こちらでも、その1に引き続き横浜市開港記念館を紹介させていただきます。
a0110756_23291768.jpg
a0110756_21545677.jpg
a0110756_23333160.jpg
a0110756_2337037.jpg
a0110756_2338152.jpg
a0110756_2348016.jpg
a0110756_23455835.jpg
a0110756_23443393.jpg
こちらが塔への上り口。一般の立ち入りは禁止。
a0110756_2341412.jpg
a0110756_23552736.jpg
a0110756_221439.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-22 22:22 | ■横浜・関内 | Comments(0)

横浜市開港記念館、その3

a0110756_210490.jpg
★横浜市開港記念館


前2項に引き続き、こちらでも中区本町の横浜市開港記念館(通称・ジャックの塔)の紹介を続けたいと思います。その1では建物の外観、その2では建物内のインテリア等を紹介しましたが、ここではステンドグラスの写真をご覧ください。
この建物は関東大震災で内部を焼失しているので、これらのステンドグラスはそれ以降に作られたものと考えられますが、横浜にあるステンドグラスの中でも一二を争う美しいものではないでしょうか。新築の建物に取り付けるのではなく、震災で傷ついた建物にこれを付けたというのも、震災後における横浜の復興への願いが込められていたのかも知れません。横浜の時代絵巻のようなデザインも、この建物に相応しいと思います・・・・。

a0110756_2164335.jpg
a0110756_214115.jpg
a0110756_218244.jpg
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
a0110756_2112331.jpg
a0110756_21144855.jpg
a0110756_21163031.jpg
a0110756_2115397.jpg
a0110756_21173465.jpg
a0110756_2122179.jpg
a0110756_21252071.jpg
a0110756_21264483.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-21 21:21 | ■横浜・関内 | Comments(0)

横浜海岸通りの横浜海洋会館

a0110756_23273179.jpg
◆横浜海洋会館(旧大倉商事横浜出張所)
  ◎設計:大倉土木
  ◎施工:大倉土木
  ◎竣工:昭和4(1929)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区海岸通1-1


横浜公園より延びる日本大通りの海側の終点に建つのが、今回紹介する横浜海洋会館です。
この両隣に建つ昭和ビルレストランScandiaとともに、海岸通りの港町らしさを演出しているレトロな建物ですが、少し注目度が低いような気もしてなりません。
昭和4年竣工というこの海洋会館、もとは大倉商事のビルとして建てられたものだそうで、設計・施工も系列会社の大倉土木(現在の大成建築の前身)がおこなっております。大倉は戦前を代表する財閥会社の一つで、東京虎ノ門のホテルオークラ内にある大倉集古館や京都の祇園閣など、『富の象徴』ともいうべき施設は残っていますが、戦前に建てられたオフィスで残っているものは恐らくここ横浜だけではないかと思います。
なお現在この建物には、横浜パイロットクラブ(船舶の水先案内人の事務所)も入居しているとのこと。港町・横浜の屋台骨を支えるパイロットクラブがこんなレトロなビルにあるなんて、なかなか絵になるな・・・・、とこの建物の前を通るたびにいつも思ってしまいます。

a0110756_23352241.jpg
a0110756_2337097.jpg
a0110756_23401445.jpg
a0110756_23444176.jpg
a0110756_23455729.jpg
a0110756_23504258.jpg
a0110756_235264.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-19 00:19 | ■横浜・関内 | Comments(0)

旧三井銀行横浜支店

a0110756_2337355.jpg
◆旧三井銀行横浜支店(三井住友銀行横浜支店)
  ◎設計:トロウブリッジ&リヴィングストン建築事務所
  ◎施工:清水組
  ◎竣工:昭和6(1931)年3月
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート2階建て
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本町2-20


この建物は昭和6年に三井銀行の横浜支店として建てられたもので、本町通りに現存する数少ない戦前築の銀行店舗の一つです。なお今も現役の銀行店舗として使われているという意味でも、とても貴重な建物といえるでしょう。
建物外壁に施された6本のイオニア式オーダーが重厚な印象を与えるこの建物ですが、この2年前に竣工した日本橋の三井本館を手掛けた、アメリカのトロウブリッジ&リヴィングストン建築事務所が設計を担当しています。デザイン的には戦前の銀行建築によく見られる古典主義ではありますが、醸し出す雰囲気がそれらとどことなく違うのはアメリカの建築事務所が手掛けたからでしょうか・・・・・?。また内部は撮影不可とのことですが、天井には三井本館と同タイプのとても美しい装飾が施されており、こちらも見どころの一つです。

a0110756_23483711.jpg
a0110756_23503832.jpg
a0110756_23514693.jpg
a0110756_235481.jpg
a0110756_23545550.jpg
a0110756_2356023.jpg
a0110756_235924100.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-09 00:15 | ■横浜・関内 | Comments(1)

横浜海岸教会

a0110756_21193968.jpg
◆横浜海岸教会
  ◎設計:雪野元吉
  ◎施工:宮内工務店
  ◎竣工:昭和8(1933)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区日本大通8
   ❖横浜市認定歴史的建造物


こちらの教会は先日紹介した旧イギリス領事館と同じく、開港広場にあるものです。
教会の歴史も古く、明治4年に日本初のプロテスタント教会として開かれたものといいます。広場の片隅にさりげなく建っている教会ではありますが、現在のものは昭和8年竣工という歴史ある会堂です。開港発祥の地ということもあり、外人の手により建てられたものという印象も抱きますが、設計は雪野元吉・施工は宮内工務店(宮内初太郎)と日本人が建設全般を手掛けたというのも、個人的にはちょっと意外な事実でした。
また教会周辺は木々が生い茂り、夏ぐらいになると建物全体を把握しにくいですが、ゴシック風の天へと伸びるような塔は、他の教会とはまた違う存在感を抱いてしまったりしまいます。開港発祥の地に建つ教会の塔は、この街には欠かせない風景の一つといえるのではないでしょうか・・・・・。

a0110756_2122860.jpg
a0110756_21284852.jpg
a0110756_21361171.jpg
a0110756_21323875.jpg
a0110756_21413113.jpg
a0110756_21304923.jpg
a0110756_21474918.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-05 23:05 | ■横浜・関内 | Comments(0)

横浜旧イギリス領事館、横浜開港資料館

a0110756_22234623.jpg
◆横浜旧イギリス領事館
  ◎設計:英国工務省
  ◎施工:昭和土木建築
  ◎竣工:昭和6(1931)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り3階建て、地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区日本大通3


前回山手のイギリス領事公館を紹介したので、こちらでは日本大通りの旧イギリス領事館の写真を幾つかご覧いただきたいと思います。
現在は横浜開港資料館の事務棟として使われている旧イギリス領事館ですが、昭和6年に英国工務省の設計により建てられたもの。またこの建物と東京番町のイギリス大使館は、建設時期がとほぼ同じということで、デザイン的にも相通じるものがあります。
そしてこの建物、開港資料館の開館時間は無料で一部だけはありますが、自由に見学できる嬉しい場所でもあります。日本大通り側からアールヌーヴォーの窓枠が付いた入口を潜るもよし、また海岸通りのレストランScandiaから流れるハワイアンを背にして、この記念館の名物でもある玉楠の木が茂る正門より入るにしろ、この建物はドラマチックに訪問者を出迎えてくれます。
観光名所の歴史的建造物というと、目を覆いたくなるような演出過剰がされている場所も正直なところ多々ありますが、ごく当たり前に凛として建つ横浜旧イギリス領事館は、いつ訪れても素敵な存在です。新しい名所も結構ですが、一度は訪れていただきたい古き良き横浜の風情を今に伝える名所の一つです・・・・・。

a0110756_22222893.jpg
a0110756_22255823.jpg
a0110756_22265198.jpg
a0110756_2228937.jpg
a0110756_22303596.jpg
a0110756_2232461.jpg

a0110756_22365335.jpg
a0110756_22405718.jpg
a0110756_22451290.jpg
a0110756_2243968.jpg

a0110756_22245372.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-02 22:02 | ■横浜・関内 | Comments(0)

横浜山手の旧イギリス領事館公邸

a0110756_21143641.jpg
◆横浜市イギリス館(旧英国領事館公邸)
  ◎設計:上海ワーク・オフィス
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和12(1937)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り2階建て、一部地下1階
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区山手町115-3
   ❖横浜市指定文化財


今回からはまた横浜の建築を何軒か紹介したいと思います。
こちらの旧イギリス領事館公館は、港の見える丘公園内のバラ園に隣接して建ち、横浜でもよく知られた洋館の一つです。
一般向けに常時公開されるようになったのは、約10年前くらいからだったと記憶しておりますが、外観・室内とも大英帝国の繁栄をしのぶことができる優雅な建物であります。また暖炉や室内はシンプルなデザインで纏められており、若干ながら1920~30年代のモダン建築の洗礼を受けているとも考えられます。
また国内には横浜のほか、函館・下関・長崎にイギリス領事館だった建物、また東京半蔵門(一番町)には昭和5年に建てられた英国大使館の建物が今も現役の大使館として使われていますが、横浜の領事館の面白いところは関内の執事の建物と、山手の居住スペースと別れているところです。山手の外国人コミュニティーの場としての期待も込められていたのでしょうが、この建物が竣工した昭和10年代前半は、日本の軍事色が日を追うごとに色濃くなっていた時代ということもあり、社交の場としての活躍はされなかったと想像されます。
そのような世界の激動期の直前に建てられたという意味でも、多くのことを語ることができる建物なのではないでしょうか・・・・?。

a0110756_21162369.jpg
a0110756_21204151.jpg
a0110756_21183797.jpg
a0110756_2119542.jpg
a0110756_21221693.jpg
a0110756_2124887.jpg
a0110756_21253945.jpg
a0110756_21261962.jpg
a0110756_2128393.jpg
a0110756_21294372.jpg
a0110756_213186.jpg
a0110756_2133291.jpg

a0110756_21343951.jpg

[PR]
by tokyo-farwest-net | 2009-09-01 21:01 | ■横浜・山手 | Comments(0)