カテゴリ:■横浜・本牧根岸( 6 )

横浜三渓園・聴秋閣

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◆三渓園の聴秋閣
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:江戸時代初頭(1600年代?)
  ◎構造:木造
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1・三渓園内
   ❖国指定重要文化財


先に三渓園の臨春閣を紹介しましたが、個人的に三渓園にある建物のなかでお気に入りなのが、この聴秋閣。この時の横浜の建物探索時は、三渓園は探訪コースに入れていなかったのですが、途中で聴秋閣が特別公開されていることをチラシで知り、急遽立ち寄った訳です。
この建物は、徳川三代将軍家光が佐久間将監に命じて建てさせたという御茶屋だとのこと。茶室に続いてある一階次の間の造形や小川のせせらぎを建物横に通すなど、地形と共存した造りも面白いですし、どの角度から見ても様々な表情を見せる外観の意匠もユニークだと思います。
和風建築には疎い私ですが、三渓園というとこの聴秋閣を思い出してしまいます。秋の名が名づけられていますが、どの季節にでも絵になる名建築です。

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by tokyo-farwest-net | 2009-06-19 00:06 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(0)

横浜三渓園・臨春閣

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◆三渓園の臨春閣
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:慶安2(1649)年
  ◎構造:木造
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1・三渓園内
   ❖国指定重要文化財


以前の記事で横浜・本牧に残る近代建築を紹介してきましたが、やはり三渓園は素通りすることはできません。
この三渓園は、生糸貿易で財を成した実業家・原三渓が、自邸の庭園を公開したことが始まりというのはよく知られていますが、江戸から明治への時代の変遷に伴い不用になりつつあった建物を引き取ったという事においても、近代文化財保護の魁とも言うべき存在ではないかと思います。
そして三渓園の顔とも言うべき存在が、この臨春閣でしょう。もとは紀州徳川家の別荘にあったものを大正6(1917)年に移築したというもの。冒頭の写真では全てが納まっていませんが、第一屋から三屋までの3層になっている建物です。また正面玄関へと続く参道をはじめ、室内の襖絵など和風建築ならではの優雅さを漂わせています。
今回はプログタイトルから外れてしましたが、横浜が誇る名建築を紹介させていただきました。

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by tokyo-farwest-net | 2009-06-18 23:18 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(0)

横浜根岸なつかし公園・旧柳下邸

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◆根岸なつかし公園・旧柳下邸
  ◎設計:不詳
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:大正5(1916)年~大正8(1919)年ころ
  ◎構造:木造平屋、洋館は2階建て
  ◎所在地:神奈川県横浜市磯子区下町10-6(根岸なつかし公園内)


ここ暫らく横浜ゆかりの建築家の設計作品を取り上げてきましたが、本日は番外編として横浜根岸にある旧柳下邸を紹介したいと思います。以前に本牧・根岸の建造物をご覧いただきましたが、その際に少し寄り道をして撮影したものです。
この邸宅は銅鉄の取引で財を成した柳下家の邸宅として、大正初期に建てられたとのこと。以前は木々のあいだから洋館の2階部分がかろうじて見える幻の邸宅でしたが、横浜市がこの邸宅を取得し6年前から一般公開されるようになりました。
また旧柳下邸は、旧本牧・根岸の海岸線から丘陵地に変わる断崖の手前という、とても素晴らしい立地に建っています。なお現在海岸線には石油コンビナートが立ち並び景観は変わってしまいましたが、かっては海を一望できる絶好の場所だったと思われます。当時の家主さんは、かなり土地選びに拘ったのではないでしょうか・・・・・。

また横浜の邸宅というと、どうしても山手の外人住宅を連想してしまいますが、こちらは外観・内装とも純和風の作り。設計者・施工者についての詳細は判明していないようですが、恐らく地元に出入りしていた腕の立つ棟梁が建てたのではないかと考えられます。観光コースの山手などからは少し離れた場所にありますが、JRの根岸駅から歩いて10分程度の場所にありますので、是非とも一度は訪れていただきたい美しい邸宅です。

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                              こちらは浴室。脱衣場がとてつもなく広い。
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                               洋館部分の階段。この邸宅が竣工した頃は2階から根岸の海岸線が一望できたに違いない。
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                              洋館1階。山手の洋館とは違う日本人らしさが感じられるのが、この洋館の特徴。
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                               便所。こちらも豪華な作りです・・・・・。
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                              蔵に設置されている金庫。
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by tokyo-farwest-net | 2009-06-14 00:12 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(0)

横浜本牧の旧バーナード邸

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◆横浜本牧・旧バーナード邸
  ◎設計:ジャン・J・スワガー
  ◎施工:関工務店
  ◎竣工:昭和12(1937)年
  ◎構造:木造2階建て、一部鉄筋コンクリート
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本牧元町


先日の横浜・山手カトリック教会に続き、チェコ人建築家:J・J・スワガーの設計作品を紹介させていただきます。
詳しい場所まではお教えできませんが、横浜本牧の某所にあるのがスワガー設計によるこの洋館です。現在の所有者については分かりませんが、昭和12(1937)年にイギリス人貿易商:E・V・バーナードの邸宅として建てられたものだそうです。横浜の外国人居留地域というと山手の印象が強いですが、時代を追うにつれ本牧方面に居を構える事例も多く見られたとのことですが、そのような事例としてもこのバーナード邸は貴重なものといえるでしょう。
またこの白亜の洋館で印象的なのが、建物中央の丸みを帯びた箇所。実をいうとこの内部が螺旋状の階段室になっているとのこと。内部写真は殆ど公開されていませんが、室内の豪華さが伺えます。現在は本牧の海岸線は埋め立てられ、かっての佇まいは偲べませんが、この邸宅の家主・バーナードも自然あふれる本牧の四季を堪能していたのではないかと、想像してしまう美しい洋館でした。

★参考・・・・・「都市の記憶 横浜の近代建築・Ⅱ」 横浜市歴史的資産調査会、平成8年

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by tokyo-farwest-net | 2009-06-06 01:09 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(4)

横浜・パークシティ本牧クラブハウス(旧山手250番館)

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◆旧横浜山手250番館/スタンダード石油会社社宅
  ◎設計:アントニン・レーモンド
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:昭和4(1929)年
  ◎移築:昭和60(1985)年
  ◎構造:鉄筋コンクリート造り2階建て
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区本牧原5-5-4 (旧所在地は中区山手町250番地)


先日は横浜ゆかりのチェコ人建築家:アントニン・レーモンド設計作品であるエリスマン邸を取り上げましたが、もう一軒横浜に現存するレーモンド設計の邸宅を紹介します。
現在この建物は本牧のマンションのクラブハウスとして使われていますが、もとは横スタンダード石油の社宅として横浜山手の250番地に建てられたものといいます。外観は山手に現存する旧ライジングサン石油社宅(現フェリス女学院10号館)に似た印象を受けます。しかし旧ライジングサン石油の社宅が屋根が平坦なフラットルーフなのに対し、こちらの建物は屋根瓦を用いるなど徹底的なモダンさの追求というより、伝統とモダンの融合といった感じのデザインが特徴としてあげられます。また構造は鉄筋コンクリート、窓枠のサッシは鉄製など、昭和初期の最新技術が多く用いられた邸宅のようです。
また現在はマンションのクラブハウスとして使われていますが、周りの高層マンションや通りの並木と不思議とマッチしているのは、やはりこの邸宅のデザインの素晴らしさが際立っているからではないかとも、久しぶりの訪問でふと思ってしまいました。

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by tokyo-farwest-net | 2009-05-26 00:00 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(2)

横浜・旧根岸競馬場一等馬見所

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◆旧根岸競馬場一等馬見所
  ◎設計:J・H・モーガン(J・H・Morgan)
  ◎施工:大倉土木
  ◎竣工:昭和4(1929)年
  ◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造り
  ◎所在地:神奈川県横浜市中区根岸台・根岸森林公園内


前3回は横浜ゆかりのアメリカ人建築家:J・H・モーガン(1877~1937)の横浜山手に残る設計作品を紹介させていただきましたが、今回は少し足を延ばして横浜の根岸へ行ってまいりました。根岸森林公園内に残るJ・H・モーガンの設計作品の一つ、旧根岸競馬場の観覧席を見るためです。
根岸へ訪れたのは約5年振り。JR根岸線の山手駅を下車し、地図も持たずおおよその記憶を頼りに歩きだしたものの、まったくの正反対の場所に行ってしまい、気付いたら坂下にあたる山元町に辿り着うなど、かなり遠周りな散歩になってしまいました(苦笑)。ですが、この山元町からも三つの搭が付いた旧根岸競馬場のスタンドは一目で分かり、その存在感の大きさに圧倒された今回の訪問でした。

現在は米軍キャンプと米軍住宅に囲まれて肩身の狭い感じのする旧競馬場スタンドですが、昭和3年から現存する一等観覧席と、その倍の収容人員を誇る二等観覧席が建設されています。冒頭の写真の左手に二等スタンドがあったそうです。またこの当時には兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、東京の神宮球場など鉄筋鉄骨コンクリート造りの大人員を収容する施設も竣工していましたが、競馬場に関してはこの旧根岸競馬場が大規模スタンドの先駆けだったようです。
今は廃墟となった旧根岸競馬場ですが、外国人文化が華やかだった戦前から米軍接収の時代、そして現代までを見つめ続けてきた根岸のモニュメント的な建物といえるでしょう。建物のところどころに残る装飾から、当時の競馬場の賑わいを想像してしまった今回の訪問でした。

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上の3枚の写真は、旧客席を覆う屋根の鉄骨が残っていた2001年ころに撮影たもの。
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by tokyo-farwest-net | 2009-05-10 00:10 | ■横浜・本牧根岸 | Comments(0)