![]() ◎設計:中條精一郎 ◎施工:不詳 ◎竣工:大正元(1912)年 ◎構造:木造モルタル塗り2階建て ◎所在地:山形県山形市十日町2-4 今年7月に行った弾丸東北建築探訪ツアーのレポートも、取りあえず今回で最終回とさせていただきます。そして今回紹介するのは県庁通り沿いに建つ吉池医院。イギリス風のゴシック建築をも彷彿とさせるレトロなこの病院は、大正元年に建てられたものだとのこと。先月別プログで山形県庁舎を取り上げた時にも触れさせていただきましたが、この界隈は明治44年に起きた大火で焼けてしまった地域だそうで、それより間もなく建てられたのがこの病院だったようです。 設計は山形県庁舎の設計顧問を務めた、地元米沢出身の建築家・中條精一郎(1868~1936)。中條と言えばこの頃曾禰達蔵と共に〔曾禰中條建築事務所〕を設立していましたが、郷里山形の為にこのような町の病院の設計を手掛けた訳です。中條の事務所は大規模な建築事務所だったこともあり、作風が掴みにくいのですが、若き日の中條精一郎の好みが伺えるのが山形吉池病院なのではないかと私は考えます。力強さをも感じられる山形を代表する名建築と言えるのではないでしょうか・・・・・・・。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◎設計:不詳 ◎施工:不詳 ◎竣工:大正3(1914)年 ◎構造:木造平屋 ◎所在地:山形県山形市六日町 この教会は山形県の旧県庁舎(大正5年築)の裏手にあったものです。別プログでも紹介させていただきましたが、こちらの教会も明治44年の山形大火を機に再建されたもののようです。 尖閣アーチなどを用いた典型的な教会建築と言った感じのデザインですが、なかなかシャープな感じに纏まった作品だと私の目には映りました。 アメリカ経由のキリスト教団の聖堂という事もあり、アメリカ的な雰囲気もちょっと漂う、北の町の洒落た聖堂でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◎設計:田原新之助、中條精一郎(顧問) ◎施工:山形県 ◎竣工:大正5(1916)年 ◎構造:煉瓦造2階建て ◎所在地:山形県山形市旅籠町3-4 ❖国指定重要文化財 先月に本プログでは紹介をさせていただきましたが、こちらでも今年の7月に訪れた山形市に残る近代建築を取り上げたいと思います。 まず最初は旧山形県庁舎の隣に建つ旧山形県議会議事堂です。こちらは明治44年の山形大火で先代の県議事堂が焼けたため、県庁舎と同時期に建てられたものです。建築計画に関しては地元山形出身の建築家・中條精一郎が顧問を務め、県庁舎建設のために招聘された建築家・田原新之助(1876~1916)が実施設計を担当しています。英国風ルネサンススタイルの県庁舎に合わせるかのように、この県議事堂もそれに連続したスタイルのデザインを採用。また県庁舎との連続性を配慮しつつも、外壁に花崗岩が貼られた県庁舎に対し、こちらは赤煉瓦を外壁に貼り、両者の差別化を図っているのもこの建物の見どころと言えるでしょう。小品な作品ではありますが設計者・田原新之助の腕が光る作品だと思います。 それと内部も見学したかったのですが、ちょうどこの晩におこなわれるコンサートのセッティング中との事で見学は出来ず。また機会があれば中を見てみたいものです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() < 前のページ次のページ >
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