京都烏丸通りの日本聖公会聖アグネス教会礼拝堂
2010年 01月 27日
◎設計:J・M・ガーディナー(James Macdonald Gardiner)
◎施工:不詳
◎竣工:明治31(1898)年
◎構造:煉瓦造り平屋
◎所在地:京都市上京区烏丸通下立売角
❖京都市指定文化財
京都御所から烏丸通りを挟んで西隣に建つのが、赤煉瓦が美しい旧聖三一大聖堂です。
設計は立教大学の校長を務めた事でも知られるアメリカ人建築家のJ・M・ガーディナー(1857~1925)によるものです。ガーディナーというと、個人的には私がよく訪れている函館の遺愛女学院本館と横浜山手の外交官の家のいかにもアメリカンと言った感じの爽やかな下見板張りの建築を思い浮かべてしまいますが、こちらは地に足が付いたような重厚な煉瓦造りの聖堂です。教会という事もありゴシック風のデザインは用いられていますが、天に延びるというより横に広がりを持たせたようなデザインがとても印象に残りました。またこの隣にある京都御所の森と違和感なく融合しているというのも、いかにも京都らしい光景と言えるのではないでしょうか・・・・・。
京都は寺社のほか、素敵な近代建築(洋館)も数多く残る奥の深い町ですよ。
知らなかった。行ってみたいですね。
京都は見どころ満載だなと、このコメントを書きながら思ってしまいました。