京都三条通りの1928ビル、旧大阪毎日新聞京都支局
2010年 01月 23日
◎設計:武田五一
◎施工:大林組
◎竣工:昭和3(1928)年
◎構造:鉄筋コンクリート造3階建て
◎所在地:京都市中京区三条通御幸町東入ル弁慶石町
❖京都市登録有形文化財
京都三条通りの数ある近代建築の中でも異彩を放っているのが、この1928ビル。三条通り側の建物正面の一種独特なアールデコ風の装飾と、少しアクの強い外壁の色遣いは一度見たら忘れられないインパクトを持っています。設計は京都建築界の重鎮とも言うべき存在だった武田五一によるものですが、武田ならではの味が出た作品という評価も多くされています。
またこの建物、毎日新聞社の京都支局として長らく使われていましたが、現在は竣工当初からあった3階のホールなどを活用した市民向けの施設として使われています。
京都の三条、河原町通を西に入った一角は街の中心ですが、レトロな洋館がたくさんあります。このビルは元は毎日新聞社の支局ビル。窓やバルコニーにある星形は社章に基づいたもの。 新聞社ビルの後しばらくは空きビルでしたが、平成10年に京都の新鋭建築家、若林広幸氏の手に渡り、建物は改修されたそうです。 この建物の名称は、建築年にちなんでつけられたそうで、地階はレトロなカフェ、1階はギャラリー、2階はレストラン、3階ホールは「アートコンプレックス1928」の名称で劇場として使用されています。京都市市登録文...... more
ところで、タグのなかで三井住友銀行上前津支店を開くと、同行の横浜支店がでてきます。名古屋の上前津支店を開けるよう、お願いします。
これからも、たくさん近代建築を紹介してください。
近代建築探訪をはじめて十数年、最近は新しい町を訪ねるの機会が少なくなっておりますが、ゆっくりと気にいった建物を紹介していきたいと思います。
それと三井銀行上前津支店のタグの件ですが、エキサイトプログではトラックバックしていただいた方の記事が表示される仕組みになっています。普段利用されているサイトでないと、ちょっと分かりづらいかも知れませんが、どうかご容赦ください。