門司港ホテル
2015年 06月 05日
◎設計:アルド・ロッシ(Aldo Rossi)、内田繁(内部意匠)
◎施工:フジタ、若菜建設
◎竣工:平成10(1998)年
◎構造:鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て
◎所在地:福岡県北九州市門司区港町9-11
本日は近代建築というカテゴリーから外れますが、4月下旬の関門・北九州旅行の際泊まった門司ホテルを取り上げたいと思います。この門司港ホテルは、門司港周辺の再開発のメイン事業として建設が決定、約二年の工期を経て1998年に竣工したものです。私が初めて門司港へ訪れた1998年は、このホテルはオープンして間もない頃で、とても煌びやかな印象を持ったものです。それから十数年後、念願の初宿泊を果たした次第です。ホテル施設は竣工から十数年経っている事や、ここ数年の経営難などでメンテナンスが行き届かなかったのでしょうか、傷んでる箇所も少くなからずありましたが、門司港と関門海峡の美しい景色を十分満喫することが出来た次第です。
さてこのホテルの外観デザインは、イタリア人建築家アルド・ロッシ(Aldo Rossi、1931~1997)が担当し、内部インテリアは横浜出身のデザイナー・内田繁(1943~)氏が担当しています。周辺の明治末から昭和初期に建てられた歴史的建造物と、トーンは全く合っていませんが、不思議とそれらの建造物と馴染んでいるのは面白いものです。門司港レトロの核とも言うべきこのホテル、門司港へ訪れる機会がまたあるなら是非とも泊まりたい素敵なホテルでした・・・・・。