東京神田駿河台のニコライ堂

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◆日本ハリストス正教会東京復活大聖堂(ニコライ堂)
  ◎設計:ミハイル・シチュールポフ、ジョサイア・コンドル、岡田信一郎(・・・・関東大震災後の修復工事を担当)
  ◎施工:不詳
  ◎竣工:明治24(1891)年
  ◎修復:昭和6(1931)年
  ◎構造:煉瓦、鉄骨鉄筋コンクリート造
  ◎所在地:東京都千代田区神田駿河台4-1
   ❖国指定重要文化財


本日別プログの方で国内におけるロシア正教の代表的な聖堂の一つである函館のハリストス正教会を紹介しましたが、それと共にロシア正教の顔と言えばこのニコライ堂でしょう。
JRのお茶ノ水駅を下車してすぐの場所に建つこの聖堂は、明治17年から7年の歳月をかけて建てられたもので、ロシア工科大学のシチュールポフ教授から送られた図面をもとに、当時日本に滞在していたイギリス人建築家:ジョサイア・コンドルが実施設計を施し竣工に至ったと言います。また現在は若干の改変がされていますが、竣工当初は前方玄関側の鐘楼はもう少し尖ったものだったようです。神田駿河台の高台に建つこともあり、竣工当初はこの周辺からは一目で分かるランドマーク的存在だったのではないかと想像されます。また大正12年の関東大震災では建物前方の鐘楼やドームなどが倒壊・炎上したため、その後岡田信一郎の設計により修復され現在の姿に至りました。
聖堂内は土日のみの見学ですが、高い天井や美しいイコノスタスやステンドグラスは信者でなくても心が洗われるような気分になってしまいます。あと鐘楼の鐘は函館のハリストス正教会で使っていたものを譲り受けたものだそう。以前この鐘が鳴らされている時間帯に、ニコライ堂の鐘の音を背に「この鐘がその昔函館で使われていたものか・・・」などと、感慨にふけりながらこの界隈を歩いていたのですが、歩いて数分も経たないうちに鐘の音が街の雑踏がかき消され聞こえなくなってしまいました・・・・・。

❖参考文献・・・・・『西洋館 明治大正の建築散歩』 中村哲夫氏著、淡交社刊、2000年
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by tokyo-farwest-net | 2010-07-03 07:03 | ■東京・23区 | Comments(0)
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