東京国立博物館表慶館

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◆旧東京帝室博物館表慶館
 ◎設計:片山東熊、高山幸次郎ほか(宮内庁内匠寮)
 ◎施工:直営
 ◎竣工:明治42(1909)年
 ◎構造:煉瓦造、一部石造
 ◎所在地:東京都台東区上野公園13
  ❖国指定重要文化財

 
先日、東京上野の東京国立博物館の顔とも言うべき本館(昭和12年築)を紹介しましたが、その左隣に建つのがこの表慶館です。
個人的には本館や表慶館の向かいに建つ東洋館(設計:谷口吉郎、昭和43年築)ばかりに注目してしまい、撮影するをついつい忘れてしまうのですが、上野国立博物館の展示施設の中ではいちばんの古株になります。この表慶館、当時の皇太子(のちの大正天皇)のご成婚を記念し建設が決定。明治42(1909)年に竣工しています。
私が学生の頃は考古学の展示スペースとして使われていましたが、平成館や法隆寺館のオープンに伴い、不定期な公開施設になっているようです。ちなみに私が東京国立博物館を訪ねた8月は、残念ながら門の扉が固く締められていました。

さてこの表慶館、最大の売りと言えばヨーロッパの宮中建築と見間違えるような、優雅なバロック建築の外観でしょう。これは宮内省内匠寮により設計・建設されたもので、当時宮中建築の建設を取り仕切っていた片山東熊(1854~1917)などが中心となり設計され、ご覧のような博物館施設が竣工した訳です。同時期に片山は、宮内省内で東京四谷の赤坂離宮(現在の迎賓館)をはじめ、幾つかのプロジェクトを掛け持ちしていましたが、どれもクオリティーの高い古典的な洋風建築を完成したことは注目に値します。
次回の訪問時はぜひ中も見学したい建築作品です。


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# by tokyo-farwest-net | 2016-09-10 06:10 | ■東京・23区 | Trackback | Comments(0)